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カテゴリ:ロワール
2007年5月から新設されたロワールのヴァン・ド・ペイ規格。 ロワール ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール VdP du Val de Loire ジャン・ド・ラロッシュ・ソーヴィニヨン2007 Jean de Laroche Sauvignon レ・セリエ・ド・ラ・ロッシュ クロード・ミシェル・ビション氏 Les Celliers de la Roche Claude Michel Bichon(?) ソーヴィニヨン100% アルコール度12% 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:498円 色は薄い黄色。 香りはグレープフルーツの皮、灰、若草、薄い蜂蜜、ショウガ?火打石? 味は苦味と酸味。余韻に苦味を伴う酸味。 苦味の目立つ、随分とキレた味だな。 香りもミネラル感を強調する様な類の種類が多い気がする。 ソーヴィニヨンブランらしいといえばらしい。 透明感のある澄んだ味で、これはこれで綺麗な口通り。 ミネラル感をメインに据えつつも、やんわりと酸味を絡めて安めのシャブリに近い味わいを出す。 でも何かなぁ、これだけだと(ロワールとして)足りないものが確実に存在する感じ。 味も香りも一面的かつ一直線で、膨らみや拡がりが見えてこない。 ロワールの白といえばミュスカデを連想するけど、このワインはミュスカデほどの酸味の明快さは無い。 或いはプイィ・フュメからリンゴや蜜や粉砂糖のニュアンスが抜けたみたいな、物足りなさ。 「ロワールのソーヴィニヨンブラン」というだけのボトルなのか、“珍しさ”以外にボルドーの白程の美味さや面白さが感じられない。 下手するとただ“苦い水”で終わりそうな嫌な安っぽさも持ってる。 美味くなれそうな雰囲気は充分持ってるのに、中途半端な所で立ち止まってるのが残念。 色々気になる点は有るけど、とりあえず白ワインとしては何も悪くない。 確実に料理と一緒向きの味だが、チリの同価格・同品種の白よりも香りは複雑で、ミネラル感に存在感がある。 もう少し味に甘味を出すか、甘味を連想する様な香りの軸を持たせて欲しかった。 一応、498円なら値段以上。 1000円は超えないまでも、800円台あたりまでなら充分手を伸ばせる質。 ロワール白ワインの味がこの価格で楽しめるなら結構頑張ってる方だと思う。 400ml弱残しで冷蔵庫保存の次の日。(抜栓約20時間経過) 香りは柑橘系果実のニュアンスが弱まり、蜜の感覚が前方に出る余裕が出てくる。 味は酸味が出てきて苦味とのバランスが取られてきた。 初日の変に苦味や青臭さばかりが突出した状態と比べると、2日目の方が確実に美味い。 これはこれでまだミネラル感の強い味わいだが、白ワインに欲しい(必要な)要素がより感じられる様になった分高級感がアップ。 安いなりに熟成の余地有りということか。 ★楽天検索 ジャン・ド・ラロッシュ ソーヴィニヨン★ うきうきワインで1081円 ビッグボスで1080円 の2店舗。 う~ん・・1000円オーバーだと何も有り難味が無いな。 500円じゃないのなら、普通のただの辛口白でしかない。 コスパで普通に同価格・同品種のチリに負ける。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/20 02:02:01 AM
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