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カテゴリ:日本酒
もらいもの 今年の1月に瓶詰めされた新酒らしい 富山県 高岡市 かちこま・しぼりたて・本生 有限会社 清都酒造場 (組合ページ) 富山県産 五百万石100% (精米歩合60%)、醸造アルコール 日本酒度+5 アルコール分18% 参考価格:2310円(1800ml) 香りはメロン、餅、砂糖、桃? 開栓直後は割りと勢いの有る出方だったが、注いで数秒で落ち着く。 なかなか甘味がスッキリしてる。 それでいて喉越しにチリチリとアタックも有り、飲み応えも主張。 新酒らしい甘味と伸び方が綺麗に拡がり、万人向けの飲み易さ。 香りも大人しいなりに綺麗な感じで、味や料理の邪魔をしない整った控えめな出方。 日本酒の勢いと、新酒ならではの綺麗さを上手く両立。 余韻の苦味の出方には雑味も感じ、この辺は格相応な部分も見られる。 新酒特有のスッキリ感で大分カバー出来てはいるが、どうしても伸び代の上限を感じてしまう。 最初は甘味が綺麗に伸びるのに、時間経過で徐々に苦味に引っ張られ、甘味の透明感が乱れてくる感じ。 縁(ふち)が厚くて丸い酒器だと味が鈍く感じ、本来の美味さが出切らない気がする。 なるべく縁が薄く、飲む時に舌先に最初に当たる様な 外側に向かって反りの有るタイプの器がオススメ。 外反りの有る酒器の方が、長所の甘味感がよりシャープに真っ直ぐに感じられ、この酒の美味さが分かり易い。 吟醸酒に近い扱いをしてやらないと、甘味と余韻の苦味の感じ方のバランスが崩れ易くなる。 総合的には良い日本酒。 万人向けの飲み易さ と 新酒のレア感を十分に楽しめた。 酒器次第で美味さが変動しそうなのと、新酒なので賞味期限が大きく限られるトコが仕方なくも惜しい点。 ツマミは、淡白で歯応えの有る白身の塩焼き魚かな?(タラ や タイ より ブリ系向き) 以前勝駒の純米吟醸を飲んだが、その時も甘味感がやや目立ち過ぎて、生魚との相性が読めない印象が有った。 漬け物との相性は良好で、野菜の類とは上手く調和する。 焼き魚におろし生姜も添えてやれば、辛みが適度に酒の甘味を抑えてバランスをより取り易く動いてくれる。 値段相応。 この甘味の出方 と 引き出し方は ちょっとした純米吟醸酒のレベル。(精米歩合も吟醸酒に近いトコだしね) 新酒なので、精々寿命3ヶ月というのを考慮すると相応もやむなし。 上手い事早くに手に入れられれば、一升瓶で2310円は良心的に感じられる。 900ml程飲んで次の日。 甘味のスッキリ感が大幅に落ち込み、普通の日本酒に近くなった。 普通なりに これはこれで美味いが、開栓直後の美味さとは違う方向に。 やはりワインも日本酒も、新酒は早飲み推奨か。 とりあえず、1日経過した後は 熱燗にするとそこそこ美味い。 熱燗にしたことで 甘味の良い意味でボヤケた出方が、熱燗特有のしっとり感と上手く合致。 熱燗にすれば、肉でも魚でも野菜でもツマミを選ばない感じに。 開栓直後の美味さはなかなか。日数経過後もそれなり。 しぼりたて新酒というのを考えれば、勝駒は良い日本酒。 新酒は なるべく初日で飲み切った方が良いんだろうな。 一升瓶を空けるなら6~7人位、そこそこの酒飲みでも3人は欲しいねw。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/01/27 01:48:32 AM
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