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カテゴリ:日本酒
もらいもの 高知県 高岡郡佐川町 司牡丹・しぼりたて・生酒・本醸造 司牡丹酒造株式会社 日本名門酒会サイト 高知県産アキツホ、風鳴子 兵庫県産北錦(麹米:精米歩合65%、掛け米:精米歩合70%) 醸造アルコール 協会7号酵母使用 製造年2011年12月 日本酒度+5 酸度1.5 アミノ酸度1.3 アルコール分16.8 参考価格:2000円(1800ml) 香りはレモン、接着剤、梨、寿司酢? 粘りと甘味を連想する出方。 ほお、なかなか濃厚な口当たり。 余韻には適度な酸が絡み、フルーティーな印象も出す。 濃厚な口通りが重めのボリューム感を生み出している。 辛口と言えば辛口だが、この濃厚さが甘味と薄い苦味をジワジワと引っ張り、飲み応えを押す。 スッキリとはいかないが、特にしつこいとも思わない。 甘味スッキリのクリアーな酒が好きな人だと、ちょっとは違和感も感じそう。 まぁ自分がその手合いだがw、この酒の場合 しぼりたて(新酒?)らしいので、新酒の軽やかさが(?)重さのクセを和らげてるのかもしれない。 おかげで、あえて言う程の強い違和感でもない。 この重い飲み口と軽目の甘味のバランスの取り方は、北陸の日本酒原酒にも通じるものを感じる。 熱燗にしてみたら、シュークリームや蒸したての饅頭の様な香りに。 甘味もより際立つが、当初のバランスが崩れてきてる様にも思える。 冷や状態の独特の濃厚さが擦れてきて、この酒で燗にするにはもったいなく感じるな。 美味いね、これ。 本醸造系日本酒はさほど好みでもないのだけど、この酒に関しては千葉県の佐原ばやし以来のヒット作と認める。 味の濃厚さが雑な苦味の伸びを抑え、酒の甘味と旨味だけを前方に進めて万人向けな雰囲気を主張。 料理はわりと何でもイケる。 生魚でも鍋物でも漬け物でも煮物でも焼き物でも、牛焼き肉でもなければ大体何でも合いそう。 酒自体の濃厚さが味の強いものにも打ち勝ち、甘味と旨味が淡白な味の料理を補強してくれるはず。 さっぱりした料理でも油っこい料理でも、働きを期待出来る。 値段相応。 相応だけど、一升瓶で2000円なら充分良好なコスパ。 人を選ぶ要素も無くはないが、基本的には万人向けで、料理に対する汎用性も高い。 「しぼりたて」ということなので、入手時期が限られるのが一番の欠点か。 900ml強残しで次の日(開栓24時間経過) おや、昨夜と比べて濃厚さが減ってるなぁ。 ややあっさりした飲み口に変わってきた。 飲み易さが増した様にも思えるが、重さが削れたことで苦味と甘味のまとまりが難しくなってる。 味の雑な普通の本醸造系日本酒に近づいてきた感じ。 元より生酒で、常温だと変化し易い酒だと思うが、開栓当初の味とは明確に違ってきた。 変化が早いのは しぼりたて で 生酒ともなれば仕方ない部分だが、やはり早めに飲み切るのを推奨。 不味くはなってないけど、やはり味が変わっちゃうとレベルダウンは避けられない。 200円分位の落ちだが、まあ初日に十分楽しめたと思ってるので、これもまた御愛嬌。
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最終更新日
2012/02/03 02:20:02 AM
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