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カテゴリ:ワイン
タイヤングループやらグリュオ・ラローズとかが設立に関わったワイナリーらしい。 結構ブ厚く、重量感の有るボトル。 カナダ ブリティッシュコロンビア州 オカナガンヴァレー オソユーズ・ラローズ・レ・グラン・ヴァン2005 Osoyoos Larose Le Grand Vin オソユーズ・ラローズ Osoyoos Larose メルロー67% カベルネソーヴィニヨン23% カベルネフラン4% プチベルド4% マルベック2% フレンチオーク樽熟成16ヶ月(新樽率60%、他1年使用樽40%) 《テクニカルシートPDF》 アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:2980円 色はややくすんだ濃いどどめ色。 香りはアンズ、プルーン、カシス、革、バニラ、ミント、カラメル、アーモンド、杉?インク? 味は渋味と苦味を伴う軽い酸味。余韻に渋味と苦味。 それなりに高級感は感じられるかも。コルクも長いね。 香りの幅 と 味の厚みは最初から一定の出方で、アルコール感混じりではあるが余韻もそこそこ伸びていく。 余韻がジワジワと主張して、ゆっくりフェイドアウト。 香りはメドック的な果実感と樽感をストレートに感じる。 味も渋味基調で後から酸が追いかけ、苦味が要所を補強。 やや高めのアルコール度によるものか、舌先から喉越しに至るまでにピリピリと刺激を感じ、パワーアピールの補助役に。 もう少し酸味と甘味を明確に打ち出してくれれば、高級感を確固足るものに出来たと思う。 メドックワインに近く、実際メドックっぽさは有るのだけど、フランス全般と比べると厚みの感じ方が一歩物足りない。 渋味は充分綺麗に感じられるが、果実の軸がどうも頼りなく、苦味と混じった果実感が汚く野放しになる傾向がある。 そのせいで当初の高級感が落ち込み、1800円位の疲れたワインの感じに。 抜栓40分位で香りの出方が平べったく、味も渋味の勢いが弱まり、大人しくなってきた。 味に関しては飲み易さが増したとも感じ取れるが、 香りの立体感が崩れて初めてきたのは、ちょっと残念。 総合的には、ボルドータイプの良いワイン。 オーメドックとサンテステフの間(サンテステフ寄り)の様なイメージ、或いは果実感がうるさくないスペインワイン。 時間経過後はやや格を落としたが、それでも抜いてすぐ飲む分には大きな問題は無い。 料理は肉料理向きだが、牛肉にこだわる事も無さそう。 「鶏の唐揚げに塩胡椒とレモン果汁と蜂蜜」とかでも綺麗に合うはず。 苦味をいなしつつ 甘味要素を外部から補填してやれる一品なら、上手くハマりそう。 値段相応。 2980円なら大体こんなもんでしょ。 スタミナにやや難は有れど、フランスの同価格のメドックと同等レベルのワインの出来と思える。 早くから飲んでも良いだろうし、10年寝かせて飲んでも真っ当に熟成してるんじゃないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/15 05:03:55 PM
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