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カテゴリ:イタリア:ヴェネト州
イタリア ヴェネト州 IGTデッレ・ヴェネツィエ Delle Venezie ムラーリ・ピノグリージョ2010 Murari PinotGrigio ムラーリ社(?) ピノグリージョ100% アルコール分12% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:598円 色はやや薄い金色。 香りはライム、グレープフルーツ、シロップ、シナモン、セージ、ユリ? 味は薄い甘味と薄く苦味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と甘味。 軽い飲み口。 香りの内容の割には思ったより酸味が無く、薄く甘味を伸ばしてくる大人しい味。 ソフトな甘味が前面に展開し、後から酸や苦味が補強に回る。 シンプルな味だが、その分香りや味構成の個性が活き易く、飲み易さ と 分かり易さはまずまず。 ガブ飲み向けの白としてはそこそこ綺麗な部類。 ただ、一歩間違えれば水っぽい白ワインでしかない。 価格を考えればガブ飲み向けワインとして それで悪い事でもないが、ワンコイン未満のチリのシャルドネとも大差の無い雰囲気に感じる。 余韻の苦味の拡がり方がどうもヌベッとして綺麗になり切れないのも、安っぽさを助長。 あまり馴染みの無い品種の白ワインだが、軽やかさの中にも独特の甘味感と 苦味に支えられた酸味が味構成を演出し、バランスは悪くない。 余韻まで喰い付く苦味がやや余計だが、これは何かしらのツマミでどうにでもなるレベル。 ボトル裏の日本語ラベルに「カニやエビの料理と相性抜群」とあったが、確かにエビとは相性が良さそう。 エビの身の粘りの効いた甘味が、ワインの余韻の苦味を上手くカバーしてくれそうに思える。 欠点は有ったが、値段以上。 これで598円なら上出来。 750円位のシチリア白と十分闘える。 400ml残しで冷蔵庫保管し、次の日(開栓約20時間経過)。 香りが前日よりも強い出方になった。 味は大差無いと思うが、香りが出てる分だけ味も勢いを増してる感じ。 2日目になると、軽い中にもコクが生まれてきて水っぽさが解消されるように動いてる。 この味の勢いが余韻の苦味も押し切ってくれる。 2日目の味の方が上々、初日よりも明らかに美味い。 あ、でも15分程度時間が経つと香りが弱まり、それにつれて味も水っぽさが出てきた。 香りが出る前提の、香り有りきのつくりか。 飲むタイミング や 飲み方によって美味さが大きく揺らぎ易いワイン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016/05/22 02:35:34 AM
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