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カテゴリ:ボルドー:1500円未満
ボルドー シャトー・コント・セギュール2009 chateau comte segur カーヴ・ド・リュゴン アラン・ベルノン U.D.P Lugon Alain Bernon メルロー93% カベルネソーヴィニヨン7% コンクリートヴァット発酵 アルコール分13.5% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:780円 色はやや透き通った濃い紫。 香りはカシス、アンズ、プルーン、髪の毛、革、シナモン、クローヴ?イチゴジャム? 味は薄く渋味を伴う甘味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と甘味を伴う薄い渋味。 薄いなー。 香りはそんなに悪くないんだけど、右岸ボルドー的な要素の中にあって、ジャムっぽい甘い香りが異質。 味もこんな安ボルドーに濃さや重さを期待してた訳ではないんだけど、飲んでて何も残らない。 とりあえず、飲み易さはまあまあ。 渋味が出そうでいて、意外と控えめ。 甘味も明快で、これはこれで万人向けの雰囲気も出す。 でもこのワインの場合、渋味よりも甘味の方が強めに感じてしまう。 その甘味の出方も、砂糖の入ったお茶の様で妙に不自然。 所謂1000円ボルドーなら、飲み易さの中にもボルドーワイン的渋味をきちんと据えて、ワインらしさを主張するものだが。 口当たりからは確かに渋味なんだけど、後から来る太い甘味感の上に渋味が乗っかってしまい、苦味が逃げ道を塞いでいく感じ。 香りのクローヴやジャムっぽい感じがこの傾向を助長する。 安ボルドーというよりは、安スペインみたいな感じ!? 渋味を軸に味を流し、そこに香りと果実味を乗せて、余韻を苦味で押し流しつつ抑えてく構成。 文章で書くと大した違いは無さそうに見えるが、飲むと明らかに普通の安ボルドーより果実味がうるさい。 万人向けの味わいではあったが、自分にはボルドーとしてあまり良いバランスとは思えない。 料理は肉料理向けだが、その肉料理を選ぶ。 オイスターソースを使ったりする中華料理になら、そこそこ合いそう。 普通のステーキやハンバーグよりも、レトルトのハンバーグやミートボールのややジャンクな味にハマるはず。 値段相応。 色々言ってみたが、まあこれで780円なら特に言う事は無い。 ただ、安いなりにもボルドーワインを期待すると 違和感が強い。 400ml残しで次の日(抜栓約18時間後) 香りはカシス、プルーン、炭、ブラックベリー、革?緑茶? 味は渋味と苦味。余韻に苦味と渋味。 ジャム系の香りが抜けた事で甘味が大幅に抑えられた。 少々青臭いニュアンスも有るが、ボルドーを名乗るなら 2日目の方がそれっぽい。 初日の 万人向けの飲み易さ、という点では何とも言えない変化だが、自分にはこちらの方が理解し易い。 味は単調で起伏も無し。 「(安ボルドーを)分かってる人向け」の飲み易さは、まあ それなり。 まさに安ボルドー好きでないと、あまり意味の無い味のワインに。 値段相応は変わらず。 780円だから許せるが、やはり900円以上出すのはちょっと抵抗が有るレベル。 ★楽天検索 コント セギュール★ 楽天扱い約4件 888円~1239円 平均1000円前後 うん、これに1000円出すなら別のワインを買う。 スペイン か チリでもっと美味しいのが飲めるはず。 2009年ボルドーは2003年に劣る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/15 06:10:06 PM
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