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カテゴリ:コート・デュ・ローヌ
コート・デュ・ローヌ コート・デュ・ローヌ・ヴィエイユ・ヴィーニュ1999 Cotes du Rhone Vieilles Vignes ドメーヌ・ド・ラ・ピネデュ ジョルジュ・ピエール・クーロン Domaine de La Pinede Georges-Pierre Coulon グルナッシュ主体、シラー、サンソー、割合不明 アルコール分13% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1260円 色は透き通ったどどめ色。 香りはアンズ、革、プルーン、杉、青パパイヤ、ナツメグ、冷めたコーヒー、プラム?クローヴ? 味は酸味と薄い甘味。余韻に苦味と苦味を伴う酸味。 色や香りは良い熟成感。 意外と(?)胡椒の香りはせず、味は少々酸が立つ。 渋味は抜け切り、サラリとした飲み口。 年代相応に綺麗に熟成しており、「甘くないリキュール」に近いイメージに。 酸味が目立つが、渋味の抜けたこのボディの中では納得の出方。 余韻の苦味がややしつこく感じる部分も有るが、値段を考えれば腹も立たない。 香りは熟成ローヌにそこそこ心得が有れば理解し易いところだが、杉やコーヒーっぽいニュアンスが青臭さに近い印象も出してくる。 中級者以上向けの味わいで、初心者が飲んで美味いという味ではないだろう。 出来ればもう少し甘味が感じられれば、万人向けの綺麗なバランスになったと思う。 じっくり飲めるし、飲もうと思えばガブ飲みも可能なニュートラルな位置。 酸の出方と香りの内容に人を選ぶ要素が有ったのが難点だが、そこはまあ値段なり。 99年ヴィンテージのACローヌが1300円切ってこの内容なら、自分には十分楽しめた。 正直、料理には合わない感じで、単独向け。 合わせても鶏肉ブツ切りの塩胡椒炒め位だろう。(タンニンが抜けてるから、アブラのノッたツマミに向かない) あまり濃厚なモノだとワインの味が崩れるし、ワインの酸味を活かさず殺さずの曖昧なラインを狙えるものを推奨。 これはこれで値段以上。 状態は良かったし、この位の熟成ローヌが1200円台なら上出来。 澱が細かくて飲むのにいくらか気を使うが(7日前後は縦置き推奨)、1500円前後までならリピートも悪くないと思える。 ただし、そう思えるのは熟成ローヌに心得や興味の有る人だけかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/20 01:39:37 AM
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