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カテゴリ:ボルドー白
ボルドー グラーヴ地区 シャトー・ド・シャントグリーヴ・ブラン2010 Chateau de Chantegrive Blanc ヴィニョーブル・レヴェック Vignobles Leveque セミヨン50% ソーヴィニヨンブラン50% ステンレスタンク発酵 シュール・リーで樽熟成18ヶ月(新樽率33%?) アルコール分14% 輸入:株式会社グッドリヴ 参考価格:1800円前後 色は薄い黄色。 香りはレモン、蜂蜜、青草、火打石、塩水、杉、パセリ、グレープフルーツの皮? 味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。 かなりミネラル感の効いた味。 香りも青草や生木の様な青臭さが目立ち、ソーヴィニヨンブランの感覚が全面に展開。 樽的な重みはあまり無く、スッキリ飲める感じの白ワイン。 口当たりから余韻まで、真っ直ぐ通り抜ける苦味感。 通った苦味の脇を薄く酸や甘味が追う。 この苦味が味全体の厚みを生み出し、飲み応えを出す。 30分の時間経過(ほぼ温度上昇)でシャープな苦味が和らぎ、果実感を感じ易くなる。 だが、こうなってもソーブラ特有の青臭さや酸の突っ張りまではそのまま。 ロワールとも対抗できる雰囲気で、勢いの有るミネラルと香りのボルドー白。 この目立つ苦味や青臭い香りは、慣れか好みか、人を選ぶ部分も有る。 セミヨンの雰囲気はあまり感じず、ソーヴィニヨンブラン100%と言われても信じる。 セミヨン50%にしては蜜感や果実感が控えめっぽい雰囲気。 良くも悪くも結構な辛口白ワインで、単独だと苦味に染まったシンプル過ぎるワインに感じるかもしれない。 この強めのミネラル感を考えると、多少は熟成のポテンシャルを持ってるとは思えるので、強引に納得もいく。 ボルドーの白に興味や心得が有る人なら悪くないと思うが、そうでなければややクセが強いワインかもしれない。 料理はいくらか酸味の乗った、なま物系に向いてる。 白身魚のカルパッチョやマリネ等なら、苦味に対抗しつつ控えめな酸や甘味を補填出来るはず。 サバや豆アジの南蛮漬け や カツオの味醂醤油漬けも、ワインの味に幅を持たせてくれると思う。 値段相応。 相応だが、食中酒適性、グラーヴの土地代、賞味期限、新樽代と諸々込みと考えての相応。 今飲む分には、感覚的には1000円台中盤以下のロワールとも果たせる役割は同等かも。 ★楽天検索 シャントグリーヴ★ 楽天扱い約20件 1680円~2625円 平均1800円前後 「グラーヴ」の白ワインにこだわらないのであれば、このワインじゃなくてもいいのかな。 1800円を超えてくると、標準的なコスパに。 2000円オーバーの購入の場合、寝かせる前提でないと納得いき辛い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/09/17 02:23:19 AM
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