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カテゴリ:日本酒
栃木県 佐野市 開華・純米・中取り生 Kaika Junmai NakadoriNama 第一酒造 DaiichiShuzou 日本名門酒会サイト 富山県産五百万石(酒母・麹米)(精米歩合65%) 栃木県産あさひの夢(掛米)(精米歩合65%) 2013年4月製造 日本酒度 ±0~+2 酸度 1.5~1.6 アミノ酸度 1.3~1.4 アルコール分 16 購入価格:2100円(1800ml) 香りはメロン、クリーム、粉砂糖、 やや、濃厚さを思わせる香り。 飲んでみると香りに違わぬ重い口当たり。 甘味の厚みと粘性がすごい事に。 「すっきり」よりも「しっとり」「ずっしり」といったイメージ。 表記こそ無いが、これも無濾過生原酒の様なので、味の厚みはなかなか。 味と香りのイメージは上手く一致しており、味の中で酸も特に顔を出さず、分かり易い飲み口。 飲み応え重視のガッシリした味わい。 ただ、酒の甘味に旨味感が押され気味で、バランスはなんとも言えないなぁ。 日本酒らしさで言えば、以前飲んだあらばしりよりも明確で、この辺は好みなんだろう。 良くも悪くも味の重さが、人を選ぶ部分を作ってる。 あ、でも40分程度の時間経過で甘味の出方がこなれた感じに。 変に重たい雰囲気は、ある程度解消されたかも。 生酒だから、次の日にはもう少し変わってるだろう。 総合的には良い日本酒。 香りは悪くないし、飲み応えも有り、日本酒の中でも無濾過原酒を好む人に向いてる。 酒に綺麗さを求める自分には、中取り酒は合わない部分は有ったものの、開華の美味さ自体は感じ取れた。 あまり重苦しい日本酒が苦手の人の場合、強めに冷やして飲んだ方が重さとスッキリ感を両立した味を楽しめるかもしれない。 ツマミはナマ物よりも、比較的火を通したものに向いてる。 素材の味を活かした様な繊細な料理だと、飲み口の重さが料理の味を崩すかもしれない。 甘味に対抗できる、塩辛とか金山寺味噌とか、醤油よりも塩系寄りの麹の味と相性が良いと思う。 まあ、値段相応か。 純米無濾過生原酒で、さらに中取り瓶というちょっとした期間限定レア感も楽しめるなら、相応でもそれなりにお得。 あらばしり瓶と比べると、好みが別れそうな雰囲気は有ったが、これはこれで美味しい日本酒。 5合(900ml)弱飲んで次の日。(開栓24時間経過) 香りの出力は多少弱まった感じ。 味は甘味の出力が軽く。 味の過度な重みはいくらか解消されたが、余韻に苦味が絡み易くなった。 初日は甘味の出力や飲み口の重さで押し切れた部分だったが、2日目になると色々欠点もカバーしきれなくなってきたか!? 飲み易さという点では向上した部分も有ったが、初日程の美味さでもない。 もっとも 生酒だから、この位の変化は仕方ないところ。 決して不味くはなってないが、やっぱり この中取り瓶は飲み手を選ぶ部分が有るね。 自分は今後は、好みの あらばしり瓶だけを飲む事としよう。(冬場なら保管も楽だし) あ、でも料理との相性を考えると、2日目の味の方が向いてる気もする。 初日程重くもない飲み易さがあり、香りも強くなく、適度に甘味と苦味が乗り、余韻の苦味の伸びは適当なツマミで散らせるレベル。 食中酒としては2日目の方が汎用性が高い感じ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/04/30 02:29:53 AM
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