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カテゴリ:南西地方:カオール
南西地方 カオール シャトー・カトル(キャトル)・マルベック2009 Chateau Quattre Malbec シャトー・カトル マルベック100%(?) アルコール分14.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円 色はかなり濃い紫。 香りはプルーン、インク、ブラックベリー、湿った土、獣臭?(室内犬の肌的な) 味は渋味と酸味。余韻に苦味と渋味を伴う酸味。 思ったよりも香りの幅は狭かったが、まずまず正統派カオールの印象。 渋味は程々だが、粘る酸味と余韻の苦味が厚みを生み、ワインの濃さを主張。 正統派の印象だが、いかにもカオールっぽい強烈な香りという事はなく、品種の特徴の延長線上。 酸の粘りがボリュームの軸で、意外と渋味は大人しい。 ちょっと、余韻の苦味が必要以上に しつこいかな。 渋味や酸味を強調する役割は果たせてるが、その後も口内に居座る感じで、全体の味バランスを崩しがち。 「カオールワイン」と言うより「マルベックワイン」の側面が強い感じ。 もちろんカオールの雰囲気は有るが、いまいちカオールに成りきれてない半端なイメージ。 酸に頼り過ぎた味構成も物足りず、味だけならアルゼンチンのマルベックの方が上。 香りが下手にフルーティーな方向に行かなかったのは良かったが、味との噛み合わせを果たすまでは至らなかった。 あまり合う料理が浮かばないなぁ。 酸の粘りに賭けて、ジビエ系にいくのも悪くはないが、どうもワイン側のボリュームが頼りない。 いっそオイスターソースによるニラレバ炒めみたいなのが合いそう。 あっさりした食材にコッテリ系の一品を混ぜつつ、濃い味付けをしたものに向く。 値段相応。 1500円前後なのを考えれば、まあこんなもんか、と納得はいく。 だが、あまり記憶に残る様な特徴も個性も実力も無かった。 500ml残しで次の日(抜栓20時間弱経過) 香りはインク、プルーン、ブラックベリー、ゴム?ビスケット? 味は酸味と苦味。余韻に苦味と薄い甘味。 渋味はほぼ抜け切ったな。 酸の粘りはまだ いくらか健在で、初日の印象はまだ残してる。 ただ、カオールワインっぽさは無く、単なる赤ワインとしての良さのみ。 それはそれで飲み易さは増しており、良くも悪くも普通な感じに。 2日目は味も香りも普通の、飽き易い感じのワインになった。 普通なりに赤ワインとしての役割はそれなりだが、やはり特徴や個性は出なかったね。 とりあえず、「カオール」の「マルベック」なのを思えば、2日目でも何とか値段相応と思えなくもない。 レトルトのミートボール や ハンバーグに合いそうな味になった。 カリフォルニアかラングドック辺りのボルドーブレンドのワインの2日目とほぼ同様。 このワインでないとならない理由は無い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/06/29 03:22:05 AM
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