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カテゴリ:南西地方:カオール
南西地方 カオール ドメーヌ・ド・ギンガル・マルベック2008 Domaine de Guingal Malbec ジネステ社 Ginestet マルベック100% アルコール分13% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円 色はやや濃い紫。 香りはブラックベリー、インク、アンズ、カカオ、オレンジの皮?土? 味は酸味と薄く苦味を伴う渋味。余韻に薄い苦味。 右岸ボルドーに近い雰囲気の香り。 味は酸味がやや強めで、渋味は大人しめ。 いかにも南西地方的なワイルドさは控えめで、小奇麗に纏まってる。 品種の割にはボリューム感はさほど無く、飲み易さはまずまず。 香りもボルドー系に準拠した形で、鉄粉やら獣臭やらの 人を選ぶ様な特殊なものは無し。 ガブ飲みとはいかないまでも、マルベックにしては比較的軽い傾向を感じる赤ワイン。 酸味が無駄に引っ張られてる感じがするのが気になる。 余韻の伸びと張りが薄く、味の渋味自体も主張が曖昧で、酸を受け切れてないのが原因か!? 渋味をもっとしっかりと出せてれば、問題無かったのだろうが、そこは価格の壁だろう・・。 抜栓25分程で余韻の苦味が強まってくる。 味を引き出したり支えたりするような苦味ではなく、 ただ苦いだけの感覚の面が強いので、安っぽさが過度に際立ってくる。 良くも悪くもボルドーに近い雰囲気を持つ、小奇麗なマルベックワイン。 正直、カオールのイメージは湧かず、カオールワインを飲みたい人には向かないと思う。 でも香りは突っ付き易い内容だし、味も妙な個性やクセを出す事もしない、万人向けの部類。 料理はいくらか酸がしつこく、それでいてワインの渋味を必要としない、むしろ甘味を補填してくれるものが理想。 中華料理の日本式酢豚や、香味野菜強めの春巻きに香酢をつけて、とか。 タレと山椒で和えた穴子のブツ切りには意外と(?)噛み合ってたから、味のしつこい料理には相性の良さを見せる。 カオールっぽさは無かったはずだが、無いなりに一応カオールワインの端くれでは有った様だ。 値段相応。 カオールのマルベックとしてはいかがなものか と思うのだが、単純に1000円弱の赤ワインとして考えるなら、これはこれで悪くない。 時間経過後の苦味も、濃い味の料理が有れば押し切れるだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/07/02 02:39:52 AM
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