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カテゴリ:日本酒
石川県 白山市 菊姫・加陽菊酒 Kikuhime KayouKikuzake 菊姫合資会社 Kikuhime GoushiGaisha 兵庫県三木市吉川町(特A地区)産山田錦100%(精米歩合55%)、醸造アルコール 2012年10月製造 日本酒度 +5~+6 酸度 1.1~1.2 アルコール分 17~18 購入価格:1000円(720ml)(2500円の在庫整理品特価) 香りは洋梨、メロン、スイカの皮、米粉? 山田錦的正統派の吟醸香。 やや重めの口当たりと甘味。 余韻に粘っこい苦味が絡むのは、アル添日本酒のよくある特徴の範囲。 高めのアルコール感で甘味をさらに後押し。 苦味は意外と飲み口の重さでカバーされ、割とスッキリした味だけを楽しめる感じ。 この辺は品種と精米歩合でもコントロールした部分か。 流石にこの位のレベルになると、アル添日本酒でもそこそこ美味いと言える酒に会い易くなるね。 ただ、重さのボリューム や アルコール感の甘味は分かるが、米の旨味感は乏しい。 悪い意味でシンプルで、普段の自分が好む様な純米酒に有る、味の膨らみ や 伸びがイマイチ付いてこない。 香りも15分弱の時間経過で弱体化するし、そうなると結構普通の辛口日本酒って印象に。 綺麗な香りで、重さを伴いつつも飲み易さの有る質実剛健タイプ。 温度上昇で、粘っこい苦味が出易くなった気もするが、微々たる変化。 変化は軽微だけど、全体の味の動きの幅も軽微なのよね。 素材は高級そうだし、まあまあ美味いけど、そんなにうるさく言える程すごい酒って訳でもないな。 最初の一口~二口は美味いと思えたのだけど、そこから先に行くと、すぐに頭打ちになって美味さが伸び悩む。 ツマミは結構何でもイケる。 香りは特に強くもないし、やや重めの辛口日本酒って事で、和食なら問題無い。 生魚よりも、塩味の強い焼き魚や煮物系の方が向いてそう。 2500円でも値段相応(?)。 一応実力的には相応で良いかもしれないけども、個人的には2000円までが出せる上限かな? 良くも悪くも「品質の安定感」と「吟醸酒的な味」を両立させた、半高級酒ってとこか。 1000円で買えた事を思えば、今回は十二分に楽しめた。 400ml残しで冷蔵庫保存し次の日(開栓20時間経過) 香りも味も前日と大差無し。 やっぱり飲み始めの最初の一杯は素直に美味いと思える。 温度が上がってくる二杯目からが、どうも味が鈍くて、余韻も乱れる。 初日と、長所も短所の出方がほぼ同じ。 良くも悪くも品質は安定してるね。 ガッチリと冷えた状態で飲むのなら、この酒でなくても吟醸酒系でいくらでも似た様な味のが結構有る。 香りはフルーティーで、スッキリした味、それでいて やや重めの飲み応え、となれば純米酒の無濾過生原酒なら大抵の酒にある特徴。 生酒は変化し易いから、この菊姫程の安定感は無いだろうけど、コスパは決して悪くないレベルで。 自宅で飲むのに、高いお金出してでも この酒でなければならない理由って、そんなに無い。 ★楽天検索 菊姫 加陽菊姫★ 楽天扱い約31件 2450円~2625円 平均2500円 一升瓶は4750円から 2500円だと正直、買う気にはならないね。 仮に上で書いた2000円という価格だったとしても、2000円有ったら別の日本酒を買うと思う。 1回飲んだら、また飲みたいって気がなかなか起きない酒だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/10/24 03:17:57 AM
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