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カテゴリ:日本酒
アル添系日本酒の飲み比べ集大成。 静岡県 高砂・大吟醸 Takasago DaiGinjou 富士高砂酒造株式会社 FujiTakasago Shozou 小野浩二(杜氏) 兵庫県特A地区産山田錦100%(精米歩合35%)、醸造アルコール 2012年11月製造 日本酒度 +5 アルコール分 15 購入価格:1000円(720ml)(3500円?の在庫整理品特価) 香りはメロン、洋梨、水飴? いかにもな吟醸的フルーツ香。 澄んだ甘味にクリアーな口通り。 単純に、綺麗な味って思える。 トーンの高い甘味を出し、静かに治める落ち着いた味。 ここは精米歩合の低さが雑味が伸びる雰囲気を抑えてる。 10分程度の時間経過(温度上昇?)で、いくらか旨味が伸びる余地も生まれてきた感じ。 静かな味に ほんのりアクセントが付いたみたいで、ようやく飲み応えが出てきたかも。 余韻にしつこい苦味が絡むのは、このランクになっても、非純米酒共通か。 後から生まれた旨味感も苦味に冒されて、酒の深みが削られる。 飲んですぐは美味いと思えるんだけど、飲んだ後が何も残らない(キレがいいという意味ではなくて)。 ツマミ一口でどうにでもなるレベルだけど、酒単体で完成しない。 15分弱の経過で香りが急速に弱体化。 温度上昇で旨味が出てきたのに反比例して、フルーティーな香りが霞んでいく。 こうなるともう普通の日本酒。 総合的には、綺麗だけど 綺麗なだけで終わってる感じの酒。 精米歩合が35%といっても、50%の酒との違いはよく分からない。(60%と50%の違いは分かると思うが) 注いですぐは なかなかの味だったが、10数分で底と言うか天井が見えて、大した高級感も感じなくなる。 まあ元の味は綺麗だから、惰性でそれなりに飲めてしまうんだけど、面白さは無い。 料理は生魚全般OK。 普通の吟醸酒と同じ感覚の合わせ方で問題無い。 だが、3500円では値段以下。 3500円でまた買おうという気が全く起きない。2000円~2500円って言われても違和感は無し。 もちろん好みの問題も有るだろうけど、美味さや高級感は途中で頭打ちになってて、価格に見合わなくなってる。
一升瓶8000円は高価いなぁ。 これに一升瓶で8000円出すなら、出羽桜の雪漫々を5000円~6000円で買う。 味以上に、見た目に高級感と 精米歩合の低さに因る希少価値が込みだわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/10/26 03:40:07 AM
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