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カテゴリ:日本酒
もらいもの 埼玉県 入間郡越生町 野火止・純米吟醸・無濾過原酒 Nobidome JunmaiGinjou MurokaGenshu 佐藤酒造店(製造) おぎはら有限会社(販売) あさか野農協産 朝の光100%(精米歩合60%) SA-1酵母使用 日本酒度 +5 酸度 1.8 アミノ酸度 1.6 アルコール分 17 参考価格:1310円(720ml) メロン、スイカの皮、水飴、梨? メロン的なフルーツ香は分かり易い吟醸香。 水飴の様な粘性を思わせる香りが伴う。 うお、甘味が凄いな。 モッタリと粘る様に口内に絡みつく甘味が、強い厚みを生み出す。 いかにもな無濾過原酒。 吟醸酒的な果実香とスッキリ感とで、重いだけで終わりそうな印象を軽減し、すんなりと口を通る。 すんなり通った甘味を、後から伸びる苦味が追いかけ、原酒らしい重厚感を主張。 この甘味の出方と強さは 人を選ぶ部分も有ると思うが、無濾過原酒としては真っ当な飲み応え。 余韻のアルコール感(?)の苦味が さらに甘味を強調する様で、ちょっとしつこいかな? 味わいの中での波が乏しい。 重苦しい勢いをそのまま流れで押し通してるだけで、飲んでて退屈を越えて飲む手が止まる・・。 開栓15分(温度上昇)で香りが強烈に変化してくる。 バナナとグレープフルーツを足した果実が、超えてはならないラインを超えるまで 熟した様な香りのジュースをタオルで拭いて乾かした後みたいな香り。 冷温キープ必須。温度が上がると汚すぎる。 総合的には、分かり易い 原酒系日本酒。 吟醸酒の無濾過原酒のヘヴィーな長所としつこい短所が、どちらも明快に出ている。 温度上昇による香りの荒れ方はイマイチだけど、重厚な味わいにパワフルな勢いは、真っ直ぐな伸び方。 原酒なので、ロックで飲めば温度をキープしつつ余計な重厚さを軽減できて、飲み易くなる。 この粘性と甘味の伸びに対抗出来る料理といえば餡かけ系の炒め物かな!? 塩辛みたいなものは味がシンプル過ぎて酒に潰され、生魚の刺身は薬味を多めに添えないと やはり酒の勢いに流されると思う。 例外でイカ刺しやウニ、蟹みそといった、自前で有る程度の粘りと甘味を備えてるツマミになら上手いこと合いそう。 値段相応。 冷えた状態でなら 一目置ける美味さを見せたが、そのまま飲み進めると自分の重さを自力で支え切れなくなってくる様な・・。 まあでも、「純米吟醸」で「無濾過」「原酒」となると、結構良心的な部類の価格かもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/11/20 03:18:31 AM
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