ken2137のワイン記録(たまにワインじゃないのもあるけど)

　福岡県　朝倉郡筑前町
　博多どんたく・25度　HakataDontaku
　天盃株式会社　Tenpai KabushikiGaisha
　筑紫平野産二条大麦、鹿児島産河内式大麦白麹
　白麹と吟醸(9号)酵母にて低温仕込み、常圧再蒸留
　3年以上の熟成
　アルコール分 25度
　購入価格：1104円(720ml)(1380円の商品入れ替え20％off)

香りは接着剤、粉砂糖、シンナー、小麦粉？
アルコール感の他に、まあまあ甘い香りも出てくる感じ。


　【ストレート】
ほう、サラっとした口当たりで、穏やかな甘味が拡がる。
余韻に粗い苦味も出てくるが、穏やかな味の中に隠れ、さほど目立たない。
ソフトな味わいと口通りで、なかなか綺麗な部類の麦焼酎。


　【ロック】
香りが澄んだ印象に。
甘味や苦味がシャープで大分荒々しい感じになり、【ストレート】とはうって変わって飲み応えが強く出てくる。
【ストレート】の味に物足りなかった人は、【ロック】の方がいいかも。
ただ、ステアしてなるべくすぐに飲み切るべき。
溶けて薄まり過ぎると、シャープな味のまま口内に拡がり、起伏が平坦で膨らみが無くなる。


　【水割り】
　　・酒1：水0.1
香りは少々ヌベっとして出方が弱るが、甘味は【ストレート】時よりも出易くなったみたい。
その分苦味も絡み易くなり、バランスが崩れ易くもなる。
安っぽさも感じるから、あまり考えなくてもいい飲み方だな。

　　・酒1：水1
香りの膨らみがさらに弱く。
だが、甘味の出力に比べて苦味が大人しくなり、飲み易さは増してきた。
これは結構悪くない。

　　・酒1：水3～4
香りはまたさらに弱く。何か焼酎が入ってるってのが分かるだけ。
味は甘味がほんのり乗るだけで、飲み易さは有るが、この焼酎の個性はあまり感じられなくなる。


オススメは【ストレート】だが、【水割り(酒1：水1)】もそこそこ。
【ストレート】で充分飲み易い部類なので、その分あまり水で薄め過ぎると個性も薄まって面白くなくなる。
とはいえ、トゥワイスアップ位の水割りなら、ギリギリで飲み易さと個性の両立が取れる。
焼酎に飲み応えを求める人なら【ロック】一択。これはこれで美味い。

芋焼酎や黒糖焼酎が好きな人なら【ロック】でガブ飲み。
麦焼酎や米焼酎が好きな人は【ストレート】でゆっくり飲むのを推奨。


香りは結構普通だったが、味は綺麗で飲み易い。
万人向けの雰囲気も大きいが、【ロック】時の味の変わり方には なかなか個性が有った。


1350円でギリギリ値段相応。
味は悪くなかったが、香りの華やかさに欠ける。
樫樽熟成の大分麦焼酎が好みだから、自分の好みに合わなかった部分が有っただけで、麦焼酎としては良い物と思う。
まあ、今回の1104円はまずまずお買い得だった。


500ml弱残しで次の日。
香りが無機質な要素ばかりが目立つ。

前日と比べて、【ストレート】のソフトさや膨らみが かなり弱ってるな。
【ロック】は大きな差は無いものの、やはり味が単純化してる。
【水割り】はもう本当に【ストレート】の雰囲気を薄めてるだけで、安っぽさしか感じない。

何だか、大した感想も出ない・・・。
悪い意味で普通の(甲類って意味じゃなくて)、単なる焼酎になっちゃってる。
開栓直後はすごくクリアーな印象が有ったけど、今の味は ただ平坦。

味だけなら、以前飲んだ芋焼酎の東国原にも近い。
良い特徴が大幅に削られてしまってて、ヌベっと平坦な味わいになってる点が似ている。
どう飲んでも美味さが動かなくなったと思えば、自由度は増したかもしれないが、別に それで うれしい事は無い。


2日目は値段以下。
感覚的に、1000円未満レベル。
初日に複数人で3合以上飲んでしまうのを推奨。


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あまり納得のいく価格ではないな。
1300円以上も出すのなら、もっと特徴がハッキリした麦焼酎が買える。