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カテゴリ:日本酒
広島県 広島市 亀齢・大吟醸・「創」 Kirei DaiGinjou SOU 亀齢酒造株式会社 Kirei Shuzou KabushikiGaisha 山田錦100%(精米歩合45%) 醸造アルコール 自家酵母使用 2014年6月製造 日本酒度 +5 酸度 1.6 アルコール分 17 購入価格:1500円(720ml)(2700円の商品入れ替え特価) 香りはメロン、水っぽいスイカ、水飴、シナモン、生八ッ橋? 吟醸香は有るが、内容や出方はややわざとらしく、出力も程々。 うわ~、甘ーい! 余韻まで甘味一色で、旨味感や酸味がかなり控えめに。 こういう味なら、香りはあまり出てこなくて良かったかも。 17度超のアルコール分の割りには、意外と(?)重厚感は大人しい。 味の大部分を甘味で染め上げ、余韻の苦味感にまで甘味が絡んでくる。 方向性と分かり易さから見たら、決して悪くない味。 だが大吟醸の澄んだ味の部分に大量の甘味が流れ込み、妙に一面的な味わいに。 一面的とはいえ、それなりに起伏を感じさせる点は流石の大吟醸格。 日本酒度+5 といっても、飲んでて全然辛口って感じはしない。 原酒並みのアルコール感で、甘味の主張を押し切ってる部分も有りそう。 1年の経過で熟成が変に進み、バランスに変化が起きてた可能性も考えられる。 開栓20分程で、もう少し酸味の感覚が出始め、味の複雑さと重厚感に箔が付いてきた感じ。 多分、温度上昇が原因と思う。(室温24℃、湿度64%) 吟醸酒だが、冷やさずに常温で飲む方が良かったタイプかな? 良く言えば まろやかな飲み口の存在感有る酒。 悪く言えば 甘味が出しゃばる落ち着かない酒。 瀬戸内海沿い(広島、岡山、愛媛、香川)の酒蔵は甘口で余韻が強く残る様な芯の強い酒が好まれるらしいので、おそらく地域の特色と飲み手の好みの問題だな。 関東人の自分にはキレがイマイチ、香りも弱い、甘味に偏りがちの構成の日本酒は高評価し辛い。 酒の甘味をセーブ出来るツマミが望ましい。 塩じゃないな。酸味か旨味を補填しつつ食感と刺激を感じられるものに向いてる。 酒の甘味を活かしつつ、余韻の甘味の過度な伸びを抑え、歯応えを感じるチョイスを。 今回低温で茹でた鶏ササミを斜めにスライスし、山葵醤油をつけたものをツマミにしたが、もしかしたら魚より肉の方が合うかもしれない。 少なくとも、刺身ならアジやサバ等の白身魚よりは、タタキにしたカツオの様な赤身魚。 季節的に小鯵の南蛮漬けや、カツオのタタキに味醂醤油と生姜たっぷりで合わせたい。 少し淡泊な食材を簡易に調理し、やや濃い味付けをしたものが望ましい。 広島だから蒸し牡蠣にポン酢+もみじおろし でも良いと思う。 悪いけど、・・・値段以下。 今回の1500円購入なら何も文句は無いが、通常の2700円でこれだと、かなり人を選んでくると思う。 「自家酵母使用」「山田錦」「精米歩合45%」の3要素で、感覚的に まぁ精々2000円位だな。 今回のボトルは1年経過の品なので本来の味とは違うのかもしれないが、それはそれとしてやっぱり好みとは違った。 ★楽天検索 亀齢 大吟醸 創★ 楽天扱い約4件 2570円~2835円 1升瓶は5670円 比較的甘口の酒が好きで、大吟醸の高級感と原酒に近い適度な厚みを備えたものが欲しい人には良いかもしれない。 しかし酵母や広島の酒である事に目的が無ければ、どこぞの1400円程度辺りの4合瓶で、吟醸・無濾過・原酒でも特に大きな違いを楽しめるものではないだろう。 調べると、この亀齢でも広島では辛口の部類らしく、日本酒の甘口辛口、日本酒度のプラスマイナスのワケが分からなくなってくる。 広島における甘口の酒とはどういう甘さなのか確かめてみたくなるw。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/07/05 03:51:10 AM
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