|
カテゴリ:ワイン会・オフ会
去年3月に行われた中国地方のワインと食材の会、7月7日に第二回が開催され、参加させていただきました。 当日は梅雨の谷間で上手い事大雨を避けられたので、軽装で外出が可能。 関係無い話だが、大江戸線の都庁前駅の乗り換えは面倒だなぁ。 トップは前回お気に入りのワイナリー、北条ワインの甲州スパークリング 1:鳥取県 TOTTORI SKY 甲州 北条ワイン醸造所 香りは柚子の皮、粉砂糖、酒粕? 味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄い酸味。 苦味が立つが出方は控えめ。 甲州だし少し酸味が弱い感じは有ったが、スパークリングとしてはこんなもんか。 正直、これ単独だと物足りない。(単独で満足出来るスパークリングなんて滅多に無いが) ・鶏レバーのムース モンブラン仕立て-鳥取県無花果ジャムと共に- ・鳥取産砂丘らっきょう と アーリーレットのピクルス ・一番出汁で作る野菜のテリーヌ~ビーツのソース~ ・湯剥きフルーツトマトの出汁和え? ピクルスの酸味でワインの酸味を補填し、さらに薄く甘味が引きだされる感じに。 このおかげで最初の物足りなさは解消される。 この野菜テリーヌだが固め方が緩く、ちょっと食べ辛いね。 でも出汁の味は甲州の淡い味に合ってる。 そしてこのレバームースが美味い。 甲州に合わせるにはやや濃厚さが勝っててしつこさも感じるが味は好き。 ぬる燗の純米酒か、もっと華やかな香りで果実感が明快なワインに合わせる様な・・・ そう、ペスキエのヴィオニエとか飲みたくなったw ☆グラス画像撮り忘れ☆ 2:広島県 ソーヴィニヨンブラン2014 ヴィニョーブル・ヴィンヤード 香りはグレープフルーツ、青草、セロリ、ペパーミント、石灰? 味は薄い苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と酸味。 香りが強いが、香りの強さの割には淡い味。 香りで酸味を引っ張り出す構成か。 正統派のソーヴィニヨンブランワイン。 年産45本という激レアワインを今回のワイン会の為に3本確保という、ぱんだしゅりけんさんの尽力っぷりに溜息w。 ・高知県宿毛産ハマフエフキダイのカルパッチョ ・マイワシのマリネ ~広島菜のヴィネグレットソース~ ソーヴィニヨンブランにマリネという王道かつ鉄板の組み合わせ。 マリネの酸味でワインの酸を補強し、ワインの苦味感で魚の甘味を底上げ。 3:岡山県 自社農園・シャルドネ2012 TETTA ヴィンヤード 香りはバニラ、ホワイトチョコ、溶かしバター、綿飴、小麦粉? 味は苦味と薄い甘味。余韻に苦味を伴う甘味。 香り絶好調の樽シャルドネ。味よりも余韻の甘味や旨味の方が強い感じ。 事前に「良く言えば繊細、悪く言えば水っぽい」と紹介されたが、充分繊細寄りの佇まい。 味の流れがシンプル(カリフォルニア的?)というか、定まってない部分は有るが、内容的には悪くない。 香りは良いし、寝かせて落ち着ければ順当に化けるでしょ。 TETTAのワインは赤も白も割と要熟成の傾向が強い気がするな。 一応早飲みしても大丈夫の様にはつくってるみたいだが、ある程度寝かせないと実力が見え辛い雰囲気。 ・岡山県美作 高見味噌の塩麹に漬けた真鯛のポワレ 岡山さん黄ニラと九条ネギのソース ひまわりの芽添え 下に敷かれたオレンジ色のは、刻んだ玉ねぎだかパプリカだかを混ぜたクスクスかな 塩麹と鯛のやや淡泊な味が、変に味が突出しないこのワインに上手く合ってる。 少々ポワレの焦がしが強い気もするが、このワインの香りの強さなら何も問題無い。 むしろ食感が活きてて、これはこれで嫌いじゃない。 4:島根県 杜(もり)・小公子2014 ワイナリー奥出雲葡萄園 香りはアンズ、餡、プルーン、革、黒糖?八角? 味は渋味と酸味。余韻に苦味と酸味。 おっと、これは随分とパワフルな香りと味。 余韻の伸びが控えめだから時に薄くも感じるが、それでも十分な勢いが見られる。 自分の正面に座られた方が、この杜のファンで毎年追ってるらしく、 「例年はもっとドロっとした重厚感が有り、土や鉄のニュアンスも有ってもっとパワフル」 「2014年は雨が多かったみたいでサラっとしたボディになってますね」 と教えていただいた。 このパワフルさとワイルドさでも、例年に比べたら大人しい方らしい。 そりゃすごい。 ヤマブドウ系のワインを飲んだのは初めてだったが、マルベックに通じる力強さを感じられた。 ・島根県芙蓉ポークの低温真空調理 斎藤さんが作ったじゃが芋とズッキーニを添えて こういうワインだから当然肉がガッチリ ハマる。 ワインのワイルドなクセが、肉にアクセントをつけてくれた。 こういうところもマルベック的。 5:山口県 シャトー・ヤマグチ・カベルネソーヴィニヨン2004 山口ワイナリー 香りはアンズ、べっこう飴、カラメル、革、カカオ?火薬? 味は渋味と酸味。余韻に渋味と苦味。 褐色がかった色合いも相まって綺麗に熟成感を出してる。 酸の伸びが強く、経年相応にユルんだ渋味を支えつつ存在感を出す。 カリフォルニアの熟成ワインの雰囲気にも近く、熟成カリフォルニアから甘味要素を省いた感じ。 ・山口県産無角和牛ランプのグリル 山口産橙のポン酢と生姜もろみを添えて 肉の味でワインの粘る酸を受け止めることで料理もワインも完成する。 熟成したボルドー系ワインの最上の有効活用。 きちんと真っ当に熟成したカベルネは久しぶり。 今回のワイン。左から順に1→5。 今回、杜・小公子2014 が気になった。 ヴィンテージが切り替わったら自分で買って飲んでみたいと思える。 1本3000円弱という事で相応の高級感。カオールワインの日本版みたい。 19時開始の22時終了。 今回も楽しく色々飲ませていただきました。 料理もレバーペースト・モンブラン仕立て と 芙蓉ポーク・低温真空調理 が印象に。 どうも御馳走様です。 もし第3回も参加出来ましたら、宜しくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ワイン会・オフ会] カテゴリの最新記事
|