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カテゴリ:プロヴァンス
プロヴァンス IGPヴォークリューズ 320・グルナッシュ2012 320 Grenache ル・セリエ・デ・プランセス Le Cellier des Princes グルナッシュ100% アルコール分14% 輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:864円 色は澄んだ赤紫。 香りはカシス、ブラックベリー、胡椒、インク、灰、梅肉、土、カカオ?セロリ? 味は苦味と薄く渋味を伴う甘味。余韻に薄い苦味と甘味を伴う薄い酸味。 ん、軽い。色合いからも見た目通り。 渋味はほとんど無く、苦味の絡んだ薄い果実感を余韻まで運んで口内をウロウロする。 安目のピノノワールかカリニャンみたいな味。香りもチリピノに近い。 苦味が薄い果実感を支えるのだが、あまり良質な苦味感ではないので、ちょっと口内が汚い。 まぁこれはこれで強いものではないので、ツマミ一つで消せるレベル。 抜栓120分以上の時間経過でも変化無し。 グルナッシュって感じはしないよなぁ。ピノノワールと言われたら信じる。 胡椒の感覚は有ったが、これはグルナッシュと書かれてたから、知識と経験で勝手に浮かんだイメージなのも大きい。 そもそも渋味はほぼ無いし、軽めというか固い味で、(安いなりにも品種の)厚みが無い。 14%のアルコール度は厚み演出には大して寄与してない。 色々思うとこ有ったが、総合的には飲み易い赤ワイン。 品種の特徴は有って無い様なものだが、赤ワインとしての飲み口は悪くない。 グルナッシュでありながら、ピノノワールの代用品に近い役割を担える。 料理は肉が好ましいが、軽い飲み口のワインなので、あまり重い味の調理は避けたい。 鶏胸肉のソテーに塩胡椒振った位の、淡泊な食材に塩の味の、シンプルなものに。 ベビーチーズにボンレスハムとか手軽なツマミでも充分。 値段相応。 相応だが、このガブ飲みワイン的飲み易さと「ローヌではないプロヴァンス産のグルナッシュワイン」というレア感、ピノノワールに近い味わいを考えれば上出来。 ローヌやラングドックとは違った雰囲気のグルナッシュワインを楽しめたのを思えば、1000円出しても惜しくはない。 言い換えれば、そういう雰囲気の違いを楽しむつもりが無ければ、このワインを選ぶ理由って弱くなるんだよなぁ。 チリのピノノワールに近い味だったが、こっちはフランス的な上品さを持ってて、(飲んだ上での感想だが)同じ価格で同じ味なら、自分ならこのワインを選びたくなる。 これは自分がフランスワイン好きだからそう思えるだけで、ワイン趣味ではない人は880円位で買えるチリピノ(コノスル・ヴァラエタル・ピノを想定)の味の方が高コスパと感じるかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/12/11 03:56:51 AM
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