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カテゴリ:日本酒
宮城県 大崎市 一ノ蔵・ふゆみずたんぼ・冬期湛水米仕込・特別純米・原酒 Ichinokura FuyumizuTanbo ToukiTansuimai Jikomi TokubetsuJunmai Genshu 株式会社一ノ蔵 KabushikiGaisha IchinoKura 有機栽培ササニシキ100%(精米歩合55%) 2016年6月製造 日本酒度 0~+2 酸度 1.7~1.9 アミノ酸度 2.0~2.2 アルコール度 17 購入価格:1500円(1800ml)(3900円の商品入れ替え特価) 香りは蒸し米、糊、甘くないリンゴ? 出力は弱め。内容も一般的な純米酒レベル。 酒造好適米ではないので、甘味の出方は弱目。 その分旨味に似た苦味が全体に絡む。 原酒を名乗る割にはボリューム控えめ。この旨味の出方がボリュームの代わり?。 特別純米と言っても、甘味は弱いし香りもショボいし、長所が見えない。 雑味とクセがアクセントになってる部分も有るが、吟醸酒好きの自分には好みではないな。 好みの問題が大きいが、不味くはないけど美味いとも言えない、難しいとこ。 有機栽培である事が酒のクオリティにどう作用をしてるかが自分にはよく分からない。 ワインのビオディナミ栽培と同じで、そういう事で付加価値付けてるってこと? 旨味の出方もやや雑で、特長とハッキリ捉えられない。 総合的には、普通の純米酒(精米歩合70%の)に近い。 「原酒」を名乗る割には重さも勢いも厚みも足りてないし、ちょっと流れが起伏に欠ける。 そこを気にしなかったとして、「ふゆみずたんぼ」「特別純米酒」と言う部分に何か味の見所が有ったかと言えば、特に無いね。 この辺は自分の知識と経験不足も何かしら影響してる。 普通の一ノ蔵のラインで充分美味いと思う。 この酒は、感覚的には剣菱に近い味わい。(でも剣菱より苦味と旨味がうるさくない) むしろ割り切ってる分だけ、剣菱の方がコスパは高い(?)。 飲み口がやや軽い分だけ剣菱より飲み易いのはあるかも。 杜氏さんが言うには「この酒は重過ぎても軽過ぎてもいけないのでバランスを取るのが難しい」らしい。 通常のササニシキとは栄養価も違うし、仕込み方も変わるので「想像通りの味に出来たら感動もの」だって。 流石に、この一本だけ飲んで判断するのも違うか・・。この酒は難しいのが標準。 料理は選ばない。 刺身でも煮物でも何でもOK。料理を選ぶ程特殊な味わいしてないw。 味のタイプとしては出汁の効いた鍋料理に合う気はする。 1500円なら値段以上。 通常3900円なら値段以下。 通常の一ノ蔵・特別純米が1升瓶2500円位だし、まぁ取って3000円か。 「ふゆみずたんぼ」・・・土中の細菌類が活性化し、追肥の必要がなくなる。 「有機栽培」・・・農薬、除草剤不使用 という2点に興味が無ければ買わんでもいいな。「原酒感」も有りそうで無いし。 もう一度言うけど、普通の一ノ蔵で充分美味い。 或いは もっと柔らかな口当たりと甘味を求めるなら同じ宮城の浦霞。 味の雰囲気と旨味の重さ、勢いだけで選ぶなら兵庫の剣菱。 こういう部分を無視して、あくまで宮城の一ノ蔵でないといけない理由が有るのなら、これで納得する。 一ノ蔵のファン向け、もしくは東北の農業と環境に何かしらの気を使わずにはいられない人向け。 ★楽天検索 一ノ蔵 ふゆみずたんぼ★ 楽天扱い約10件 4合瓶で1594円?~1950円 1升瓶fで3394円 普通の一ノ蔵・特別純米が1100円として、+500円と考えれば約1600円。 まぁこんなもんか。一ノ蔵のファンなら良し。 そうでないなら特にオススメはしない。 決して不味くはないけど、値段に見合ってるか?と言われるとちょっと自信無い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/10/10 05:49:41 AM
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