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カテゴリ:コート・デュ・ローヌ
こういうレトロな雰囲気のラベル嫌いじゃない。 コート・デュ・ローヌ レ・ドーファン・オーガニック・ブラン2016 Les Dauphins Organic Blanc レ・ドーファン Les Dauphins グルナッシュブラン65% マルサンヌ15% クレレット10% ヴィオニエ10% アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1058円 色は薄い黄色。 香りはライム、グレープフルーツ、アンズ、粉砂糖、白胡椒、センブリ、ローレル、オリーブオイル? 味は薄い苦味と薄く酸味を伴う薄い甘味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。 酸味控え目。やや薄いが、澄んだ味。 柑橘、スパイス、白系の花、ハーブ、香りは色々だが、出力は弱め。最初の柑橘香も穏やか。 苦味と甘味が交互に顔を出し、そのまま余韻までゆっくり流れる。 まあまあ美味い。薄いなりに構成と流れが見られる。 味の足りない部分を豊富な香りでカバーしてるみたいで、物足りなさは意外と(?)無いね。 薄いけど、軽くはない。厚みの有る甲州って感じ。 香りはともかく、味は結構シンプルで分かり易い。 悪く言えば、味だけだと水っぽい雰囲気にも感じる。 酸の勢いがあまり無いから、飲み応えを捉えるには多少の苦労か経験が必要。 そこをサポートするはずの香りなんだが、困った事に香りの出力も控えめで、イマイチ上手くいかない。 開栓40分程経過(温度上昇も?)でも変化は軽微。 香りの柑橘香やスパイス香も弱まったので、それで酸味の感覚が落ちたのだろうか? 相対的に苦味が強まった気もするが、それで美味さが変わったとも感じないかな。 余韻の苦味の出方が少し強まったかも。でもこれ位は起伏の内。 多分、味も香りもあまり温度の影響は無いか。これはこれで安定してるっぽい。 総合的には、「酸味控えめ」の「白ワイン」。 変に酸っぱ苦いだけの軽薄な安白ワインよりは、この澄んだ味わいの飲み易さは確実に上。 白ワインに酸味や果実香を求める人には向かない。逆にそれらを求めない人には結構オススメ。 ピノグリ種のワインに似てるんだが、ピノグリ程の味のスッキリ感ではなく、もう少しボリュームが有る。 後は香りの多様性も確か(ただ、欲しいモノは届きにくいがw)。 味は酸味控えめのシンプル傾向で、香りもうるさくない。 となると、下手なシャルドネやヴィオニエのワインよりも料理の幅は広い。 味や香りのクセの強い魚料理や、ハーブの効いた鶏肉のソテーにも合う。 いくらか辛い料理にも対応可能で、中華料理やタイ料理に合わせるのも悪くないね。 値段相応。 オーガニック云々はよく分からないが、約1000円の白ワインとしては特に問題無し。 安いシャルドネ(特にニューワールドの)を飲み慣れた人程、気分転換に適役w。
「ローヌ」の「白」で「オーガニック」、が主軸の3要素。 この内、2つ以上に興味が湧かないなら、特にオススメはしない。 単に白ワインなら何でいい、ということなら このワインでなくても・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/10/12 04:13:58 AM
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