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カテゴリ:コート・デュ・ローヌ
カリフォルニアのナパ中心に広範囲で火事か・・。 少し前にも地震で結構な被害を受けたはずだが、たかだか3年で さらに畑やセラーにまで被害発生の災害とは、お気の毒ってレベルじゃないな・・・。 コート・デュローヌ シュヴァリエ・ダンテルム・ブラン2014 Chevalier d'Anthelme Blanc セリエ・デ・シャルトリュー(シャルトリュ) Cellier des Chartreux ルーサンヌ、ヴィオニエ、グルナッシュブラン 割合不明(リュットレゾネ栽培?) アルコール分13.5% 輸入:株式会社 徳岡 購入価格:1058円 色はやや濃い金色。 香りは甘くない梨、未熟なメロン、蜂蜜、カリン、オレンジ、小麦粉、紅茶(矢車菊)?百合? 抜栓50分でメロンの皮、サラダ油、味醂? 味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に甘味と薄い苦味。 ちょっといい感じ。 香りはやや捉えどころが難しい、ニュートラルな雰囲気。 味は苦味基調だが突出の無い、これまた不思議な味わい。 色合いと香りからちょっとヒネた感じが有りそうと思ったが、それは無かった。 酸は弱めで甘味の余韻で果実感を支える、苦味が全体に絡んで決して頑強とは言えない骨格を構築。 変に酸味や苦味を立たせてボディやキャラを作るよりかは統一感と狙いが見られる。 苦味がメインなのに苦味がうるさくなく、酸も控えめなのに主張を感じるこの構成、以前飲んだドメーヌ・デ・トゥール・ヴォークリューズ・ブランによく似てる。 流石に味の綺麗さ、メリハリと伸びはドメーヌ・デ・トゥール程ではないが。 抜栓30分の経過(温度上昇?)で弱い酸味がさらに弱い感じに。 でもそれで美味さが変わってはいない。むしろボディが明確になった様な・・w。 香り出力も落ちてるが、やはり味は大差無し。(室温25℃、湿度53%) どっしりとした飲み口で、酸は弱く、苦味が綿の様にフワリと拡がる。 白ワインに酸や甘味の明快な果実感を求める人には、気に入り難い味と思う。 香りも柑橘感は乏しく、まろやかで蜜感は有るが、ワインよりお茶っぽい雰囲気が強い。 抜栓50分強で香りが大幅に減退。柑橘感はほぼ皆無。 サラっとした油みたいな感じに。余韻の甘味でワインらしさを残す。 抜栓直後からの味を知ってれば惰性で飲めるが、 いきなりこれを出されてもワケが分からん味かも。 これは中級者以上向け。 果実の存在感が薄く、オイリーなニュアンスが強い。 悪く言うと、あまり甘くないミカンを皮ごと齧った様な味のサラダ油を、サラっとさせた香りと味わい。 柑橘感と酸味が弱いマコン・ヴィラージュ、ミネラルの緩いプティ・シャブリ、そんなイメージ。 これを単独で美味く飲めるのは、それなりにフランスワイン(特にローヌやプロヴァンスのマイナー品種の白)を飲んだ人だろう。 これは料理に合う。 魚介よりは鶏肉向けだが、素材の味を活かしたい料理には思いの外 活躍しそうな雰囲気が強い。 そういう意味では、和食には相性良さそう。 塩の味(又は出汁の味)と食材の旨味が合わさった時に化ける。 値段相応。 1000円のローヌと言われたら1000円で納得するが、1500円と言う人もいそう。 そして、1500と言う人の感覚も理解出来る。 約1000円で相応とは言えるが、これは飲み手によって評価が大きく変わるタイプ。 個人的には好き。だが10年前の自分だったら、好きとは断言出来なかったと思う。
1700円強か、想像を上回ったが、どこか理解してもいるww。 1200円位までなら高評価、1500円前後で標準、 1700円までいくと、気が向いたらどうぞ とも言いにくい。 南フランスのマイナー品種メイン(?)の、ややマニア向け白。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/10/14 04:53:37 AM
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