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カテゴリ:日本酒
山梨県 北杜市 七賢・淡麗純米 Shichiken TanreiJunmai 山梨銘醸株式会社 Yamanashi Meijou KabushikiGaisha 国産米、国産米麹 (精米歩合70%) 2017年1月製造 日本酒度 +4 酸度 1.8 アミノ酸度 1.2 アルコール度 16 購入価格:588円(720ml)(980円の商品入れ替え特価40%off) 香りは梨、砂糖水、すだち? 結構良い香り。普通の純米酒の割にはなかなかフルーティー。 酒の甘味がしっかり出てて、後から苦味がジンワリ迫る。 余韻の苦味は残り易いが、香りの果実感でバランスが取られてる。 何か味が綺麗。 澄んだ味わいではないけれど、手持ちの武器を必要な部分に必要な分だけ送り出してる、みたいな。 味構成の中には無駄が有るはずなのに、その無駄が気にならない。 香りの出方が時間経過(?)であやふやになってくるな。 香りの果実感で味のバランスを取ってるから、香りと一緒に味を感じ取らないとイマイチ綺麗さが出ない。 温度の問題も有る!? オススメの温度帯に冷酒~常温(5℃~15℃~25℃)が推奨されており、燗(40℃以上)は非推奨となってたが、確かにこれを燗酒にすると甘味が希薄になり、苦味と酸味が無駄に伸びて飲み応え(本来の長所)がおかしくなるかも。 総合的には上出来の純米酒。 『白州にて南アルプスの甲斐駒ヶ岳の伏流水で醸した』と水の良さをアピールしてたが、その水の良さは伊達じゃなかった、って事か・・。 約1000円のおよそ標準的な純米酒の中でも、割と上位に食い込む実力を持ってる。 食中酒としては、なかなかに手堅い。 酒の香りを乱さない程度に生臭さが無い料理なら問題無い。 山葵や生姜、ネギ等の薬味の味と香りとはぶつからない。 生魚の刺身や焼き物、炒め物は問題無いとして、意外と煮物や漬け物に合わないかもしれない。 香りよりも旨味の出力がぶつかる!? これ、元の980円でも納得だな。 開栓直後なら1180円も狙える。588円購入は大勝利。 400ml弱飲んで次の日。(開栓20時間程度経過) 香りは出力減退化。 味は甘味と苦味がやたら安っぽく出てくる感じ。 甘味が弱った分、酸味が伸びる余地が出てきたようだが、苦味の伸びと拡がりを制御出来てなくて、ヌベっと口内が汚く感じられる。 少なくとも最初の一口はともかく、二口目以降はやはり初日の味の綺麗さが無い。 初日と比べると、香り出力もヘロヘロで、味のバランスが。 だが冷静に値段なりの純米酒と考えれば、決して悪くはない。 イメージとしては、以前飲んだ瑞鳳紫山・純米酒に近い。 香りはちょいと怪しいが、味は何とか踏み止まる。 瑞鳳紫山ほど長所を前面に置いた雰囲気ではなく、味のキレがイマイチ。 その踏み止まった酒の味が、安めの酒の部類で、やはり香りありきの純米酒。 こういうものと分かってて飲むなら何でもないが、良い部分以上に悪い部分も有って、素直に良い部分だけを評価出来ない。 初日はそれでも良い部分を注視出来たが、2日目は悪い部分が目立っててあまり美味さが見えない。 2日目は料理よりもおツマミに合う感じ。 さきイカや酢ダコ、バターピーナツ、チーズ鱈が良い感じ。 酒の苦味が気にならず、悪い意味の安っぽさが逆にツマミのジャンクな雰囲気にマッチしてる。 2日目は588円で値段相応。 味だけならまだ700円台イケそうだが、初日の1000円弱狙える味を知ってると、2日目はどうしても落ちる。 初日の香りが自分の想定以上に出来が良かったんだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/02/13 05:12:20 AM
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