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カテゴリ:アメリカ
アメリカ カリフォルニア州 ソノマ郡 ソノマ・カウンティ・オールド・ヴァイン・ジンファンデル2015 Sonoma County Old Vine Zinfandel カークランド・シグネチャー(販売) Kirkland Signature DC・フリント・MW・セレクション(保管・瓶詰め) DC Flynt MW Selections(Cellers & Bottleing) ジンファンデル100% アルコール分15.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1598円 色は澄んだ紫。 香りはカシス、ブラックベリー、インク、檜、ビスケット、杉?黒土? 味は渋味と苦味を伴う甘味。余韻に苦味と苦味を伴う甘味。 まあまあ、・・・か。 苦味を思わせる要素にベリー香が絡み、少々青臭い雰囲気の物が後を追う。 渋味は有るが、後に続く苦味の存在感が強く、甘味が喰われ気味。 果実感が弱いが、そこを前座の渋味と高アルコールの押しで厚みと勢いを持たせ、強引に押し切る構成。 アルコール度15.5%という数字から何となく予想した通りの味わい。 インクや土っぽいものが出るのもこのアルコール度と無関係ではないだろう。 このアルコール感を活かすには、流石に果実味が頼りない。 渋味の厚みもそうだし、何より酸味が足りない。 全体のボリュームが弱いのが逆に飲み易さを出してるのはいいが、アルコール感の余韻を持て余し気味で、飲み易いはずなのに飲んでて疲れる。 飲み口は軽いのに、時間を経るごとに後味(余韻とも重みとも違う)が引き摺られるみたいに。 抜栓30分程で、軽いなりにバランスは安定はしてきた感じ。 単に味わいに口が慣れてきただけとも思うが、それなりに飲み易さは健在。 苦味感が一定以上の出力にならないので、その慣れた分だけ他の味に 感覚を向ける余地が見えてきたからなのかもしれない。 総合的には、高アルコール度がウリのアメリカワイン。(あえてカリフォルニアワインとは言わない) カベルネ程渋くも青臭さも無く、メルロー程甘く無く、シラー程荒く無く、ジンファンデルならではの特徴は残しながらも、ワインとしてのバランスは発揮してるかも。 でも多分これは土地や葡萄の特徴と言うより、このワインの特徴だな。 実際に飲み進めてみると、渋味は浅くて酸味は弱い、甘味と苦味は右往左往、どうにもノリ切れないw。 アルコール感だけは熱心に付いてくるが、その熱心さに他が付いてこれない。 最初はその勢いに関心も向けたけど、飲む程に飽きが早くなり、早い段階で惰性で飲む様になってくる。 料理はフライドチキンやトマトソースの薄焼きピッツァ等がいい。 とことんシンプルに肉と合わせるか、甘味や酸味を補填しつつ塩味で形を決めるか。 アメリカらしく、焼いたステーキ肉にバーベキューソースとか、良い相性と思える。 値段・・相応!? 約1600円・・納得しなくはないが、1300円前後クラスにも感じる。 「ジンファンデル」「15.5%のアルコール度」の2つに興味が無いなら、飲まなくてもいいかもね。 主に「ピノノワール以外で、単一品種のニューワールド赤」が飲みたい。 で、なるべく「カベルネ、メルロー、シラー」以外の品種に興味が有る。 かと言って「カルメネール、タナ、マルベック、ピノタージュ、ベリーA」には興味が無い。 そういう人向け。 そうなると必然的にジンファンデルワインになりそうだがw、その上で「コストコのワイン」という部分にチャレンジ精神wが向いたのなら1回は買ってもいいかな。 フランスの渋味、イタリアの酸味、スペインの苦味、ドイツの甘味に続く、アメリカの赤ワインのワガママな特徴を見せるにはそれなりに上手く出来てたのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/04/02 06:49:28 AM
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