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カテゴリ:アルザス
もらいもの アルザス クレマン・ダルザス・キュヴェ・マネキネコ・ブリュットNV Cremant d'Alsace Cuvee Manekineko Brut クレマン・クリュール Cremant Klur ピノブラン60% ピノオーセロワ40% (ビオ・ディナミ栽培) 瓶内二次発酵 アルコール分12.5% 輸入:有限会社ヌーヴェル・セレクション 参考価格:3200円前後 色は薄い黄色。 香りは薄い蜂蜜、レモンの皮、ラムネ、セージ、アンズ、銅?味醂? 抜栓45分でレモン、シロップ、メロンの皮、レモン果汁、粉砂糖、ミント? 味は甘味を伴う苦味と薄い酸味。余韻に薄い甘味と苦味。 なかなか美味い。 蜜と柑橘にハーブと甘酸っぱいイメージの物、出来の良いスパークリングなら大抵有る香り要素 が一通り揃ってる。 ママレードの様な甘苦い口当たりから一定の出力を維持して喉を通り抜ける。 実に綺麗なバランス。 炭酸の勢いも見た目程強過ぎず、サッと飲める。 ママレード的な味に蜜やラムネっぽい香りが相まって、フルーティーな印象を演出する。 強いて言えば酸味の出力が頼りないかな? 酸味が足りないと言うより、メインの "甘味を伴う苦味" ってのが目立ち過ぎてる。 メインが目立って悪い事は無いが、そこに全てを頼り過ぎなのか、口当たりのところでピークに達し、口内に入ってからは少々苦味が間延びする傾向に有る。 抜栓15分弱で泡出力、香り出力共に減退。(室温24℃、湿度61%) 炭酸の勢いが減ると、当初のバランス感と爽やかさが落ち気味。 ボトル内ではもう少し生き残るみたいだが、それでも30分程でややヘタレてきた。 最初の1杯はともかく、2杯目以降は少量ずつ(1~2口で飲み切れる量)だけグラスに。 一瞬ヒネ香の様なものを感じたが、多分蜜香と金属臭が合わさった時の偶発的なものだろう。 抜栓45分以降はもう香りがバラバラ。蜜とかハーブとかはどこかへ行ったw。 個々の部分はワインっぽいけど、全部合わさると缶チューハイ状態。 それでも味はまだ踏ん張ろうとするけど、支援が無い状態では踏ん張りは一瞬で終わる。 多分、抜栓15~20分までは上出来。それなりに納得出来る高級感が有った。 そこを越えると炭酸がスタミナ切れを起こし、急に各所で不具合が発生してくる感じ。 炭酸が苦味を制御してたのか、そこが崩れると味のまとまりに狂いが生じてくる。 微炭酸白ワイン状態になっても、まぁランブルスコ・ビアンコ並には美味しく飲めるが、当初のクレマンらしい高級感は望むべくもない。 7~10人位で最初の乾杯用。←これが理想。 3~4人位で少量ずつ20~30分で消費。←これでもまだOK。 1~2人で1時間以上かけて じっくり飲む。←これはいけない。がっかりするかもw。 最初の一口は結構良かった故に、逆にそれ以降の粗や難が鼻につく。 料理は魚介マリネが鉄板。基本、オードブル向け。 ソーヴィニヨンブランに合わせる感じのものが適任。酸味を上手いこと足せる。 ちょっと高級なソーヴィニヨンブランから酸味を引いて甘味を足したものに、泡要素を与えつつバランスを整えたものを さらに香りで微調整したもの、と考えれば理解出来る。 これで3000円なら値段以下。 2500円なら「クレマン・ダルザス」という点に興味を持ったならギリ相応。 2000円なら「クレマン」(フランス産瓶内二次発酵発泡ワイン)という点に興味を持ったなら相応。 出来の良いカヴァと比べると、流石にコスパに見劣りもしてくる。 味だけならスペインの1+1=3・カヴァ・ブリュットの方が上。 香りはまだ良い部分が有ったが、それも時間経過で衰える。 やはり「クレマン・ダルザス」という点に興味を持つのは重要。 単なるスパークリングワインとしては35分~40分までが限界。そこまでは佳作。 ★楽天検索 クレマン マネキネコ★ 楽天扱い約22件 3024円~3996円 平均3300円前後 「アルザスのクレマン」という部分に興味(目的)を持つのは前提で、 なるべく複数人で「抜栓後30分程度で飲み切る」予定、 なおかつ「招き猫」のラベルに何か魅かれるものが有った人にならオススメ。 3000円以上出すなら、この3要素全ての条件を満たさないと納得し辛いと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/06/16 07:17:15 AM
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