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カテゴリ:ブルゴーニュ赤:ACブル
台風の影響で湿度がひどい。床や壁がベタつくようで、気温が低くても全然落ち着かない。 ブルゴーニュ コート・シャロネーズ(?) ショーム・ロンド・ヴィエイユ・ヴィーニュ2016 Chaume Ronde Vieilles Vignes ドメーヌ・ダンジャン・ベルトー Domaine Danjean-Berthoux ピノノワール100% 20%をオーク樽で、80%をステンレスタンクで熟成10ヶ月 アルコール分12.5% 輸入:株式会社ワインプレスインターナショナル 購入価格:1490円 色は澄んだ紫。 香りはカシス、ブラックベリー、濃いめに出した安い紅茶(アッサム)、鶏レバー?煮詰めたバルサミコ酢? 味は薄い渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。 ん、軽い。 ピノノワールらしく渋味は控えめで、酸も穏やか。余韻の苦味でいくらかボディを底上げ。 ベリー香をメインにしつつ、後から渋味や苦味を思わせるものが着いてくる香りの内容。 とりあえず、それなりに飲み易さは有る。 渋味は軽やかで口当たりは大人しいが、苦味感で酸に厚みが伴い、 軽いなりのボリュームと飲み応えは主張する。 バランスは良いし綺麗だけど、「ブルゴーニュ」の「ピノノワール」を期待するには貫目不足。 そりゃチリやラングドックよりは上。香りはチリより綺麗。味もラングドックより穏やか。 価格の壁を考えれば理解も出来るけど、期待するとこまでは届かない。 一言で言うと、「ブルピノ流のガブ飲みワイン」。 まぁこれはこれで と納得するには、ある程度は安ワインの心得が必要になる。 「赤ワインの渋味が苦手で、ビターズ系リキュールの様な苦味や果実感も苦手、でも赤ワインは飲みたい。」 そういう人には向いてるのかも。 多少香りに気を使った、甘くない酒入り葡萄ジュースの一種、と思えば理解出来る。 イメージに近かったのは、以前飲んだラングドックのサライ・ピノノワール。 あれをもう少し苦味感を綺麗にした感じ。 料理に合わせるには少々頼りない気がする。 薄く切った固いバゲットにレバーペーストとかが向いてる。「料理」よりも「ツマミ」に。 ひたすらワイン飲みたい人の為の、ガブ飲みワインの範疇よ。 一応、値段相応。 相応だが、多分10年以上前だったら1280円以下で買えた感じの奴だな。 「ブルゴーニュ」の看板が無ければ、埋もれるタイプかもしれない。看板と土地代でおよそ+250円。 ワインの実力だけなら、1250円位。
「ブルゴーニュ」の看板代・場所代が載ってこの価格。 例えばチリやラングドックで約1000円のピノノワールが有ったとして、そのワンランク上。 比較対象にラングドックの1000円ピノを持ってきて、ようやく「なるほど、ブルゴーニュ!」と腑に落ちる。 この価格帯(1000円以上1500未満)で他地域のピノノワールワインと飲み比べて、ぼちぼちとこのワインの面白さが見えるのかも。(多分、その面白さはブルピノではなく安ワインとしての面白さだろうけどw) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/08/09 10:25:13 AM
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