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カテゴリ:ボルドー:1500円未満
もらいもの。 状態は一切不詳だから料理用にでも、ということでいただいた。 聞き覚えのあるシャトー名だったが、同名ワインの2005年ヴィンテージを2009年5月に飲んでた。 同じシャトーと作り手なのかはよくわからない。(多分同じだと思う) ボルドー シャトー・バビー2003 Chateau Baby アドリアン・ベルタイヤン Adrien Bertaillan メルロー40% カベルネソーヴィニヨン30% カベルネフラン30%(?) アルコール分12.5% 輸入:日本酒類販売株式会社 参考価格:1150円前後(?) 色は澄んだどどめ色。 香りはアンズ、ブラックベリー、カカオ、餡、カラメル、軽く焦げた杉?黒胡椒? 味は薄い苦味と薄い酸味。余韻も薄い苦味と薄い酸味。 特に期待してもなかったが、思いの外生きてるなぁww。 香りはよくあるボルドーの流れ。ベリー香に、やや焦げた感じの粉っぽい木の香り。 味は大分スカスカ。渋味や甘味は無く、酸味もほぼ抜け切り、薄い苦味が支配的。 およそ15年も経った安ボルドーだが、2003年というビッグ・ヴィンテージだからか生き残りに成功(!?)。 コルクも綺麗だったし、懸念された熱劣化等の状態異常の印象も無い。 香りはよくあるボルドー赤の内容。味も苦味が立つでもなく、 ベリー香に誘導されたような穏やかな酸がゆっくり追ってくる。 90分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温25℃、湿度57%) 経年相応故に、力はもう無い。悪く言えば、ちょい苦の酒入り赤い水。 良く言っても、よくある熟成安ボルドー。 だが安いなりにも形が整ってて、(飲み手の経験に大きく左右される話ではあるが)「これはこういうもの」と思える味わい。 2005年ボトルを飲んだ時に、 >渋味の抜け方次第では化けそうな部分もありそうだが と書いてたが、特に化けてはいなかったw。だがこの経年耐久力は素晴らしいと思う。 飲み頃はリリース後3年程度、おそらくそこから5年は味が落ち込んで渋味と苦味の調整が行われ、8年目から熟成感らしいものが出てくるワインなんだと思う。 料理は肉が良いが、渋味は皆無なのでアブラは要らない。 ローストポークに赤ワインソース、又は塩胡椒だけでもOK。 チーズ類(口の中に残り易いもの)だとクドい。ワイン側を過度に潰してしまう。 なんなら食パンにオリーブオイルと醤油でもいい。ワインに合わせてとことんシンプルに。 値段相応。 実力的には約1000円のボルドーワイン。これは経年熟成後でも、さほど変わらない。 ただし、ビッグヴィンテージ補正は有ったと思うが 経年耐久力はかなり強い模様。 多少雑に扱っても(?)品質に大きな影響は無さそう。 本来は早飲み推奨だが、そこをハズしたならば8年以上経過を待てれば、それなりにだが別の魅力を発揮するようになる。 1800円以上出す価値が有るかは分からない。 自分が飲んだのは10年近く前の2005年ヴィンテージの話だし、今回のボトルも2003年ヴィンテージのボトル。 わざわざ今買う意味と価値が有るのかは・・・どうなんだろ!?(自分なら買わないと思うw) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/12/14 06:41:04 AM
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