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カテゴリ:ワイン
ブラジル ヴァレ・ドス・ヴィニェドス Vale Dos Vinhedos デュエット・シャルドネ・リースリング2012 Duetto Chardonnay Riesling カーサ・ヴァルドゥーガ Casa Valduga シャルドネ50% リースリング50% (?) アルコール分12% 輸入:株式会社 池光エンタープライズ 購入価格:645円(訳アリ?特価品) 色はやや黄色がかった金色。 香りはカリン、ミント、ライムの皮、薄い蜂蜜、キンモクセイ、オレンジ?パイナップル? 味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。 薄いね。薄いと言うか、酸が弱い。 香りはミントとカリンの感覚がヒネ香に近い雰囲気を出している。 だがこれは状態異常ではなくて、元々こういうものっぽい。 経年で果実味が抜けた(?)のか、飲み易いけど平坦な起伏。 そこは何とか香りの柑橘感と、余韻に残る僅かな酸味で形を残す。 下手に酸味や甘味を前面に出すより、バランスは良いんだろう。 気軽なガブ飲み向けワインとしては、これはこれでアリかな。 シャルドネの特徴とリースリングの特徴がごちゃ混ぜになってて、互いの良い所を活かすって動きではないね。 シャルドネの苦味をリースリングの甘味で緩和、の短所の支え合いはいいとしてシャルドネの酸の拡がりをリースリングの苦味と香りで抑制、とか長所の潰し合いの流れも見える。 抜栓40分程(温度上昇?)で香りの蜂蜜感オレンジ感が強まってきた。 苦味も伸び易くなったが、元が結構平坦だったから特に気になる程でもない。 多少はアクセントが付き、これは良い変化。 上手くいけば安目のマコンにも近い雰囲気に。 単純に、ブレンド品種の相性が良くない!? 品種単体なら安いなりにも個性が有ったのかも。 >はっきりした酸味と爽快な口当たりで心地よいフィニッシュへ という紹介文の割には、酸味はハッキリではないし、口当たりが爽快でもない。 まぁでもスッキリした味わいなのは確か。飲み易さ重視。 時間経過(温度上昇)後なら、スッキリ感と引き換えに、もう少し飲み応えを盛り返す。 料理は淡泊な肉だな。 鶏の胸肉かササミスライスのソテー、カツオやカジキのソテーもOK。 中部か北部のイタリアの白ワインに似てるかも。(酸味より甘味と苦味の組み合わせを主軸に構成する点が) それでも645円なら、当然値段以上。 880円以上は確実。少なくとも同価格のイタリアの白と十二分に闘えるものを持ってた。 もう少し酸味がハッキリしてて香りの柑橘感や蜜感が綺麗だったら(ブラジルワインというプレミア感抜きで)1280円も十分狙える。 結局、酸が無い(抜けた?)事が大きな減点ポイントになってしまった。 それならむしろ半端に温度を上げて、モッタリと重さを出せれば、別の個性を出させるのも可能。 冷温でスッキリ感を出す方が本分と思うが、今の状態なら温度を高めにして重さを用いるのも間違いではないと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/01/22 06:19:21 AM
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