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カテゴリ:日本酒
長野県 岡谷市 豊香・純米・生原酒・生一本 Houka Junmai NamaGenshu KiIppon 株式会社 豊島屋 KabushikiGaisha ToshimaYa 麹米:しらかば錦 掛米:ヨネシロ (精米歩合70%) 2019年4月A製造 2019年4月蔵出し 日本酒度 +2 酸度 1.7 アルコール度 17 購入価格:1188円(720ml) 香りは梨、メロン、リンゴ、新玉ねぎ?氷砂糖? 明確な吟醸香を感じる。かなりフルーティー。 甘味がハッキリ。原酒らしい厚みも有る。 アルコール感の余韻が長め。 果実香が甘味のふくらみや幅を強調する。 これは生酒だから、ってのもあるな。このフルーティーさはすごい。 吟醸酒並の香りと甘味の出方。そこに原酒のボリュームが押してくる。 口当たりには一瞬軽さすら感じるのに、とても飲み応えが有る。 味わいは単調とも言える。酸と旨味が乏しく、起伏に欠ける。 香りを伴った甘味を原酒の勢いで押し出す、という構成でひたすらシンプルに攻めるだけ。 アルコール度17 でそんなに量を飲めるものでもないから、これはこれで別にいいんだろう。 「生原酒」である事の意味がよく分かる。主要素が機能してて、主軸が明快。 豊香、の名が体を表す香りの豊かさは感心もの。吟醸酒と何ら遜色無し。 香りの事も考慮すれば、ちょっと前に飲んだ黒牛・純米・生原酒とも並べられる。 抜栓60分弱で、香りの出方がわざとらしい感じになってきた。(室温21℃、湿度65%) 果実香と言うより、果実の香り成分を強引に付けた化粧水の様なケミカルな雰囲気に。 すごく安っぽい吟醸酒みたいな、ケバい感じの出方。高級感がまるで無い。 香りに釣られたのか、甘味も不自然に。こうなるともう飲む手が進まない。 酒の甘味に対抗するために、塩の味と合わせるべし。 または旨味や酸味の補填を利かせつつ、酒の甘味を牽制できるものがいい。 意外と(?)天麩羅やフライ等の揚げ物に噛み合うかも。 柑橘果汁&塩や、おろしポン酢とかの味付けなら、焼酎類とは別の相性も図れる。 値段以上。 これで1200円弱なら立派よ。 「純米・生原酒」ってことで、1400円でもそれなりに納得。 でも時間経過後の変化を見ると、実は相応だったってことか!? 複数人で数十分以内に飲み切ってしまった方が良かったのかもしれない。 300ml弱残しで次の日。(冷蔵庫保管) 初日に有ったフルーツ香は大分弱体化。 味も苦味が出易くなって、余韻が雑に感じる。 甘味自体は健在で、この苦味も旨味感の一種と思えば味の幅はむしろ向上してる? いや、そうでもないか。香りが落ちて、原酒の勢いも落ち気味。 シンプルな雰囲気に落ち着いた。 2日目の味の方が、この酒本来の味なんだろうか。 まあまあ価格なりの生原酒。 初日の吟醸酒感こそオマケかも。 2日目だと値段相応。 やっぱり初日の60分以内に飲み切ってしまう方が良かったと思う。 ★楽天検索 豊香 純米 生一本★ 楽天扱い2件 4合瓶1188円~1337円 1升瓶で2160円~2268円 1280円がラインかな。 「純米」「生原酒」ってのを考慮して、1380円でも納得しないことはないんだが、 時間経過での変化もあり、1200円以下というのが安心して人にススメられる、気軽に手を伸ばせるところ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/06/24 07:36:10 AM
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