|
カテゴリ:南西地方:カオール
南西地方 AOPカオール ラ・ニュアンス・マルベック2015 La Nuance Malbec リガル(リガール)家 Maison Rigal マルベック100%(ビオ栽培) アルコール分13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1598円 色は澄んだ紫。 香りはプラム、インク、ブラックベリー、炭、カリカリ梅?赤紫蘇? 味は渋味と苦味。余韻に苦味と薄い甘味。 ん~、イマイチ・・・か!? 一応プラムやインクの黒果実系のイメージの香りは有る。独特の臭みは有る様な無い様な・・。 渋味基調で、喉を通る時に "粘り" に近いボリュームは出せてるが、全体ではサラっとしてる。 カオールだと言われれば、カオールワインと納得いかなくもないかな。 ラベルの名の通り「ニュアンス」はw確かにマルベック。飲み口は軽いけど、薄くはない。 渋味は有るし、単なる赤ワインとしてはそんなに悪くなく、飲み応えも見える。 90分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温24℃、湿度58%) だが「黒い・臭い・重い」そんなカオール・マルベックを求めてる自分には期待ハズレな部分が多い。 大して臭くも重くもないのに、飲み易いというものでもないんだよな。 カオール特有の渋味のクセと動きではなく、後に続く苦味感で起伏をつくってるから(?)なのか、どこか味の雰囲気が半端で浅い。 これはホントに「ニュアンス」だわw。ニュアンスは・・まあカオールのマルベック。 言われなきゃ分からない、言われても悩むレベルのニュアンス。 赤ワインとしては、まあそれなりに伸びと要素を揃えられてて悪い気はしないんだが、カオールのマルベックワインとしては、残念ながら物足りなさだけが残る・・。 今回ツマミに鶏レバーの醤油&ポートワイン煮を用意したが、何か噛み合わないww。 ワインの苦味を和らげ甘味を補填する形で働きはするんだが、それによって逆になけなしのワインのクセを弱める方向に行っちゃう。 これなら粗挽き黒胡椒を多めにかけてシラーワインに合わせた方が上手くいったはず。 もっとワインに渋味に動きと酸味がハッキリ有れば大丈夫だったと思う。 値段以下。 赤ワインとしては1300円前後相当クラス。 「カオール(のマルベックワイン)」という点に興味を持たないと、どうしても厳しい。 で、その点に興味を持って買った自分だが、ギリギリでマルベック感は楽しめたが、カオール感はどうしても感じられなかった。 赤ワインとしては同価格のボルドー赤か、(味だけなら)ローヌ赤で代用可能。 マルベック感をもっと重点的に楽しみたいのならアルゼンチンもアリ。 アルゼンチンのマルベックはカオールと比べて果実感が強過ぎてやっぱり違和感が有るんだけどね。 そう考えれば、これはこれで非ニューワールドのマルベックの在り方として正当なんだろうか・・。 「ニュアンス」だけ楽しむなら丁度良い(?)「カオールのマルベック」ワイン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/07/13 08:54:15 AM
コメント(0) | コメントを書く
[南西地方:カオール] カテゴリの最新記事
|