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カテゴリ:日本酒
長野県 北安曇野郡池田町 大雪渓・特別純米・生酒 Daisekkei TokubetsuJunmai NamaZake 大雪渓酒造株式会社 Daisekkei Shuzou KabushikiGaisha ひとごこち100%(麹米:精米歩合59% 掛米:精米歩合59%) 7号酵母と9号酵母使用 2019年4月製造 日本酒度 +4 酸度 1.9 アミノ酸度 1.1 アルコール度 15 購入価格:2808円(1800ml) 香りはリンゴ、かぼす果汁、餅? フルーティーな雰囲気は有るが、出力は意外と弱い。 やや薄い甘味に酸味が載り、苦味は控えめ。 無理の無い味とバランスで飲み易い。 一般的な安酒に有る様な "変な臭み" や "不自然な苦味" とは無縁の綺麗な味わい。 「飲み飽きしない食中酒」を念頭につくられたらしく、まさにそういうクセの無い雰囲気。 悪く言うと、起伏に乏しいシンプル過ぎる味。 生酒と銘打たれているが、言う程フルーティーな甘味や鮮烈な印象が有るわけではない。 所謂「生原酒」から原酒の厚みや勢いの要素を意図的にハズした(?)つくり。 15分程の時間経過(ほぼ温度上昇)で苦味の感覚が強まったかも。 良い意味で水の様な綺麗な味に、乱れが生まれた様な感じだが、 この位の動きは日本酒にはよくある程度の変化。(室温24℃、湿度60%) 気になるなら冷温キープ推奨。冷たさでシャープさを維持。 総合的には、良くも悪くも 飲み易い日本酒。 変に重苦しい無濾過生原酒よりは、こういう酒の方が確実に万人向け。 とはいえ、飲み応えは頼りないので、この辺は飲み手の好みと要求に因る。 「生酒」特有のフルーティーさも弱いし、「無濾過生原酒」に飲み慣れた人が飲むと気の抜けたパッとしない味に感じそう。 魚の刺身が合いそうで合わない。魚と醤油の旨味に酒側が合わせようとしてくれない。 酒の味がシンプルだからか、塩の味の方が相性良いのかも。 魚の塩焼き、野菜漬物、塩胡椒で味付た肉料理の方が合いそうだな。 とりあえず、値段相応。 相応だがもうちょい安く、2500円位でも納得した。 「特別純米」「生酒」の要素にプレミアをどこまで感じられるかどうか。 多少荒っぽくても、飲み応え重視なら何か適当な無濾過生原酒の方がいいかもね。 4合弱飲んで冷蔵庫保存し次の日(抜栓24時間程度経過) 香りは大差無し。出力はやや減退? 味は甘味に円やかさが伴った感じ。 澄んだ流れの中に甘味の存在感が綺麗に主張。 2日目の方が味は美味いかもしれない。 クセの無さという部分が全力で機能してる。 温度上昇で苦味の感覚が強まってきた。 やっぱり初日の変化は温度が原因だったな。 ズズズッとすすり込む様に飲むと苦味が強まる傾向に有るので、 苦味が気になるならクイっと喉まで流し込む様に飲もう。 口内で転がすとダメ。で、冷温キープ推奨。 食中酒という点で言うと、2日目の方が一枚上手だった。 香りはもう有って無い様なものと考えていい。 味は一言で言うと「甘味を感じる辛口酒」。まさに万人向け。 でもこれって新潟の酒と思いっきり競合するよなぁw。 新潟酒と比べると、悪く言うとスッキリ感が弱い、良く言えばボリュームが有る味わい。 この辺は好みの問題だな。淡麗感を少しだけ抑えた淡麗辛口。 初日は刺身が合いそうで合わない、と思ったが2日目ならそうでもないな。 醤油や薬味に負けない、と言うか香りが別枠なんで気にする必要が無くなる。 酒の甘味に合わせられればそれでOKになる。これなら肉にも合う。 冷奴に胡麻だれ、チキンシーザーサラダ、チーズ&ナッツ類も問題無い。 2日目も値段相応。 味そのものは初日同様2500円相当だが、2日目以降の向上を考えると2800円もアリか、と好意的に捉えられる。 2日目から本領発揮する生酒。こういうのは結構貴重。 ★楽天検索 大雪渓 特別純米 生酒★ 楽天扱い2件 松田酒店で4合瓶1566円 知多繁で1升瓶2808円 日を分けて飲むのに向いてるので、買うのなら1升瓶の方が良いな。 4合瓶なら一日で一瓶飲むのもザラな酒飲みには、4合瓶1500円強は少々頼りないコスパ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/09/08 06:28:10 AM
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