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旅に出よう 思い出は語らず。

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2005.02.05
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カテゴリ:カテゴリ未分類
何年も前になりますが、
壇流クッキング という、
文庫本を、見つけて、
読んだのですが、
おもしろかったなあ。
男が、台所に入る。
料理を語るの
面白くて、
一気に、読みきったと思います。
読んだあとも、
長く、身近に置いて、
その本を、広げて、
一度も、食べたことのない、料理でも、
こさえたでしょうか。

今日は、風邪をひいて、
ずっと、布団の中かでずに、
近くにある、本を、とっかえひっかえ、
気に入ったところだけ、飛ばし読みしていました。

今よりは、ずっと、私も若く、
悩みもなく、(実際はあったかもしれないが)
意気揚々と、していたでしょうか。

どうも、鼻に鼻水がたまり、
だるくて、何もしたくない一日を、過ごしてみると、
さすがにも、
この私でも、ちょっと、物思いにふけるものです。

まあ、こういうときは、読書がはかどり、

本の数冊を、読みきったほどの、
ページ量でしょうか。

そのなかで、朝日新聞社から出ている、
司馬遼太郎『街道を行く 20』は、2部に分かれていて、さいしょが、蜀、そして、後半が、雲南省の話です。

もちろん、わたしが読んだのは、雲南省、
そこには、タイ族と言われる人や、
そのほかにも、少数民族が、住み、
いわば、タイに住んでいるタイ族も、かなり近い民族同士で、
更に、
日本人のルーツをさかのぼると、
日本人によく似た人たちも住んでいて、
その風習の一部も似ている。

そんな、中国の、南の果てにある地を、
司馬遼太郎が、めぐっている。

さすがに、朝日新聞紙上
場所が中国の辺境の地あつかうのに

ある危うさを、予感しましたが、
さすが、大小説家?というと、
うまく、それぞれの、立場を、書き分けて、
更に、

高いところに、
読者を、引き上げてくれるようである。

以下は、
一部引用します。

本当は、文庫本も出ていますので、
全文読んでね。

昆明路傍

昆明(クンミン)のまちを歩いていると、
自由市場という市場に出た。
多くの漢族の、人々の中に、
少数民族の顔も見える。
ニガウリを売っおみせもある。
昭和58年発行である。
実際に、司馬遼太郎が、蜀と雲南に出かけたのはもっと前であろう。

その先に、茶店が、あったという。
『景星茶室』
それは、土間に、長テーブルと、長椅子が置かれている、
簡単な店だという。

そこで、いっぱいのお茶を貰い、長くねばってもいい。
そこにいた、55歳くらいの人に、声をかけた。
顔立ちが、漢族の顔だったからであろうか。
『四川省の生まれですか』
『雲南省には、いつ頃、来ました』
「四川省生まれだよ」
「抗日戦争のときに。それからずっと」
そう答えているあとすぐに、
隣に座っていた(店の親父で、生まれから、地元なのだろうか)やさしそうな老爺が、話しに割り込んで、
『日本人も中国人もおなじだ。以前はいろんなことがあった...』
そういって、達磨顔の老人が、そういって、立ち去ったあとに、

古年兵あがりの、労働者にそういない、
四川省の彼が、
「私は、小学校は、3年しか行ってないよ」
「それでも、文天祥の、『生気の歌』はぜんぶ暗証できるよ」

そして、それらのことは、
街を巡る講談師から、聞くのだという。
「そういうのは、講談をきいておぼえたんだ」

さらに、この、茶室でも、
今日も、その、講談が行われるという。

ほとんど、勝手に、書き換えて、
申し訳ないが、
ぜひ、本物を、読んでください。

司馬遼太郎
街道を行く 二十(巻)
朝日新聞社

http://www.kaidou.net/

さあ、ご飯が炊き上がった頃だ、
里芋を、
埼玉(さきたま)の、特定郵便局前の、
無人の野菜売り場で、手に入れた里芋を使って、
里芋と、烏賊の煮っ転がしでも、
ためしに作ってみようかな。

鎌倉FMの人気番組「近藤料理長のおすすめメニュー」
http://www.kcn-net.org/food/stock/m_oct.htm#1006





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最終更新日  2005.02.05 17:16:19
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