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旅に出よう 思い出は語らず。

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2005.04.26
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こんな読み方は、よくないのだろうが、
ふと、大正から、昭和にかけての、日本と、
現代の、タイを、重ね合わせながら、
この小説を、読んでいる。
最近、タイのバンコックでも、
地下鉄が走り、それでも、
地上の、駅の周辺は、
屋台街があって、
300軒も、店が、
バンコックの、あちらこちらにあって、
そんな、タイの、どっぷり、浸かっていると、
いや、もう、タイに、行くのも、
ままならなくなりつつあるが、

この、『あぶり繪』の舞台が、
かなり、現代の、タイに生き映し的に感じられる。
スマトラ沖の地震と、東京大震災、
細かく挙げると、
小説の、楽屋内を、不要に、
安解説をするようで、
出来ないが、

今は、なき浅草の、風情が、
よく描かれている。
まだ、手に入れたのは、上巻だけであるが、
後半は、どんなに高くても、
読まずには、置けない、

まだ、震災で、別れ別れになった、銀子の行方も知れないし、

玉の井、千束、築地などは、東京で、
やっと、自分で、場所が、少しだけ、浮かぶ場所で、

昭和初年の、東京は、まだ、売春防止法もなく、
遊廓や、銀座の、カフェーとか、

タイの、バンコックや、パタヤで、
今でも、起こっていることと、

似てると思う。
ある意味、見ること、読むこと、聞くこと、
みんな、タイを、思い浮かべる道具として使うのは、
よくないかもしれないが。

最近の、バンコックの、地下鉄事故が、
タイが遅れている雰囲気で、

タイを、扱う、ときに、耳にしたが、

どっちが遅れていて、
どっちが進んでいるかわからないことがある。

あまりに、時間厳守、
取り繕うことに汲々としていた、
ことに、着いてゆけなくなったのかもしれない。

それにしても、夜道を、歩く人にも、
会社帰りの人にも、
歩きながら、メールを、打つ人の多さよ。

上巻の最後のほうに、

男たらしで、娘をほったらかしにする、片親きりの母を持つ、
少女で、こましゃくれたマキが、昌平の家にやってきて、
その家に、住み込みで、昌平の世話をしてくれる中年の寡婦?のコウ、そして、
若い主人公の朝倉昌平が、
正月を、迎えている場面は、
ほろっとさせてくれる。

中年の、私と、若いタイ人の、彼女と、
その母親、そして、ほかの娘ふたりと、更に、その子供で迎えた
バンコックで迎えたわたしの、五年前の正月は、

あれはあれで、わたしを、ほっとさせてくれたのかもしれない。

娘を頼むと、母親は、口に出しては言わなかったが、
その後、病院で亡くなったときことは、

偶然にも、その葬式へも、出られたのは、
その母親の引き合わせかもしれない。

そういう訳で、
多分読んでくれている人には、よくわからないこと
だろうが、

まあ、この続きは、下巻を、手に入れてから、
ゆっくり書こうと思う。

ぜんぜん、話題は変わるが、
今日は、久々の休みで、
鷲宮の『パチンコ・ダイエー』の、新規開店に行った。

私も含めて、せつな的、ギャンブル熱は、
携帯のメールと同じように、この日本を、蝕んでいるのかもしれない。

薄絹をちょっとだけつけた、レーサークインばりの、
女性が、たくさんいて、
やはりすげーという感じであった。

そんな、光景に目を奪われた、私の戦歴は、黒星で終わった。

ふと、開店前の、予約客の、来ない人の、変わりに、入れる列に、
並んで、150番目のときに、
雲ひとつない、はるか上空を、1機の、軍用輸送機が、
南から、北へと向かって、飛んでいった。





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最終更新日  2005.04.27 01:49:57
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