第一志望校の説明会に行ってきた
弟ちゃんが中学入学の時から第一志望である公立高校の説明会に行ってきた。チャリ通学できる範囲である。進学に熱心で大学進学率は高い。そして、何より、剣道の強豪校である。木曜日、三者面談に行ってきたが、弟ちゃんの評定は、この高校に入るためにはギリギリボーダー。おまけに、この高校は前期入試(推薦)でも独自の総合問題があり、前期でも後期でも、内申が充分でも、当日の学検で8割以上取れていないと難しいそうである。つまり、入試当日の失敗は許されないと言うこと。私立には入れられない我が家としては、大変厳しい話となった。2学期の成績次第。。。と言う事になりそうだが、実は、親子共にこの高校に行きたすぎて、第二志望なんて考えることも出来ない状態。。。。。と言うか、この辺りに他に良い高校がないのである。担任に勧められた、この高校より偏差値が少し低いチャリ通範囲の高校は、剣道部がほとんど活動していない状態である。その下になると、今度は大学進学実績がガタ落ちになる。弟ちゃんの成績が中途半端なのだ。彼の成績でちょうど入れる位の高校で剣道部がそこそこ活躍している所はとっても遠い県の北の外れの方ばかり。。。。その他の強豪校は県トップレベルの高校ばかりで、手も届かない。それは、滑り止め私立の選択の時にも同じ悩みになって降りかかってきた。入れそうな所は剣道部が活動していない。強豪校は成績で届かない。「ここなら良い!」と思う所は通学2時間以上。。。。引っ越そうか。。。と思うくらいである。つまりね、手が届きそうで、高校自体のカリキュラムがしっかりしていて、剣道の強豪校で、しかもチャリで行けるほど近い私の望みも弟ちゃんの望みも全て解決できるのはこの高校だけなのだから、頑張るしかないのである三者面談の前日には県大会があって、弟ちゃんは出場する子のアップの相手をするために県立武道館に防具を持って応援に行った。部長としての最後の勤めである。前日、私は彼に言った。しっかり見ておいで。自分がいるはずだった場所をしっかり見ておいで。そして高校に入ったら、必ずもう一回あそこに立つんだ。お前が入るのは強豪校だから2年の新人戦までは試合には出してもらえないだろう。でも、2年になったら必ずメンバーに選ばれてあそこに行くんだよ。今日、その高校に初めて入って。。。普通の学校だなぁ、と思った。校舎は大して広くもなく、古いし。体育館には冷房もないし。兄ちゃんの時には、探していた学科が特別だったので、広い敷地と特別な設備を持っている高校ばかり見学していた。それと比べると、ここは本当に普通の学校だ。進学実績がなければ、入れたいとも思わなかったかも。。。だが、武道場を見たら、やはりここじゃなきゃダメだ。。。と思ったよ。広くはないが、そこに響き渡る部員の声と、きびきびした稽古風景は、ダラダラした剣道環境で育った我が子達にぜひ体験させたい私の理想その物だったから。ここに入れば、この子は必ず育つ。弟ちゃんは、この高校に入るために頑張る。と言った。