【銭ゲバ】第3話
格差なんて、ずっとずっと昔からありましたよ。無かった事なんてないですよ。貧乏人は必要なんですよ。お金持ちのためにね。三國造船では不当解雇の反対を叫ぶ労働者のデモが行われていたが、風太郎は全く知らない顔をしていた。彼にとっては、格差も差別も今さら騒ぐ人々の方が滑稽に感じられた。ずっと、そういう人生を送ってきたのだから。自分と母を苦しめた父親が現れ、自分のために尽くせと言う。オレとお前は親子なんだからさ。同じ血が流れているんだ。オレとお前は似てるんだ。風太郎は父親を突き飛ばして首を絞めた。自分は、銭のために直接手を汚す。父は、そんな自分にタカる。父は、母が死んだ事さえ知らなかった。オレの嫁だった女は、死んだんですか?三國に入り込んだものの、食事は一緒に取られてもらえない。緑の幼なじみ、白川は言った。出ていかないなら、オレがキミの化けの皮を剥いでやる。状況は良くなかった。風太郎は茜の耳を塞いだ。結婚しよう、茜。結婚したいよ。この家の一員にしてくれよ。お前の役目はそれまでだからさあ。船でのパーティにまた誘われた日、労働デモ運動をしていた男が、ナイフをもって緑に襲いかかってきた。風太郎は身を挺してそれを止めた。逃げていく男を白川は追い、コインロッカーから金を出しているのを見てしまう。命がけだね。キミも。金で雇ったんだろう?あの男。心配しなくても、警察には言ってない。だから、あの家を出て行けよ。オレは仲間を守りたいだけだから。キミがどうなろうとも興味はない。もう止めなよ。こんな事。キミはキミの世界で生きればいいじゃないか。なんで、この世界じゃみんなが幸福にはなれないんですかね。僕の母は貧しくて死んだんですよ。その時に思ったんです。このまま生きていても、幸福にはなれないって。。。でも悔しかったんですよ。何だかこのまま死ぬのは。で、僕は戦う事にしたんですよ。だから白川さん。僕は金のためなら何でもするんです。それが僕の戦いなんです。 やっぱり~。。。。。予告で埋められてたのは田中圭くんだった~。。。あの、お手伝いさんだと思ってたんだけどなぁ。。。でも、今回また泥だらけのジャケットを見られちゃったし。彼女が埋められる日も近いわね。。。おせっかい家族の食堂で、少しだけ笑顔を見せる風太郎。こういう環境で育っていれば、風太郎も貧乏でも明るい生活を送れたんだろうな。そう考えると、あのオヤジがつくづく憎らしいわ~。しかし、萩野はどうして弟が殺された事とかこんなオヤジに言っちゃうんだろ。オヤジは風太郎がしてきた事を全部察してしまった様子次回、埋めた死体は見つかってしまうのか。。。ただいま試験的にトラバを即時反映させています。いずれ承認制に戻すかもです。ご了承下さい