【銭ゲバ】第7話
何、弱気になってんだ。銭ゲバのくせに。どうせ地獄行きなんだ。地獄行きと引き替えに、オレが証明してやる。金なんだ。結局金なんだってな。銭ずら!萩野は、妻を突き落とした事、そして、今までの事件の全てを問いつめるが、風太郎は黙秘を続ける。苛立つ萩野だったが、その日の風太郎のアリバイは完璧。そして、署に風太郎にそっくりの男がやってきて自首する。まずいんじゃないですか?と言う風太郎の言葉通り、萩野は窮地に陥った。三國家では、緑が茜に、風太郎が言っていたことを全て話すが、茜の気持ちは揺らがない。風太郎さんは帰ってくるよ。私の所へ。私は変わらない。風太郎さんを愛してる。何があっても。私は許せない。あの男を。自分が間違っていたと思い知らせたい。出所した風太郎は三國家に帰り、今までの全てを2人の前で告白する。緑の車にわざと飛び込んだこと。茜をターゲットに三國家へ入り込んだこと。白川を始末したこと。そして、2人の父を殺させたこと。私は、あなたを人間ではなく、獣だと思ってた。でも、違う。あなたは人間よ。獣ならば、死んでしまえばそれで終わり。あなたは、人間としての苦しみを味わうべきなんだわ。死ぬよりも辛い苦しみを。お好きなようにして下さい。僕はどうせ地獄への片道切符を持っている。恐い物なんて無いんですよ。茜は風太郎に、本当に自分を愛していないのか。愛する事はないのか、と問う。どうでもいい。最初からどうでも良かった。生きてようが死んでようが。興味がない。お前の役目は終わったんだよ。茜。貴方を愛してる。愛はあるんだよ。風太郎さん。風太郎を逮捕し、逆に陥れられた萩野は、妻の発作もあって追いつめられていった。そしてついに風太郎に、妻の手術代を援助して欲しいと頭を下げる。「結局は金が全てだ」その言葉と引き替えです。そして、萩野は、震えながらその言葉を口にするのだった。弟の命、今まで殺された人たちの命。萩野がそれらを全て闇に葬った瞬間だった。 思った通り、萩野の妻を突き落とした事件は、風太郎に金で買われた伊豆屋の息子の犯行だった。会社へ詫びに行き、風太郎に怒鳴られた伊豆屋の人たちが痛々しい。この人達も、いずれは風太郎に「金が全て」と言わされるのだろうか。。。ただ、あの伊豆屋の息子は、かなりの食わせ者みたいだし、娘の方はカンが鋭そう。この辺から風太郎の計画に綻びが出る事はないのかなぁ。。。緑は甘いよね。風太郎の言う事を全部録音して、警察に持ち込むくらいの覚悟で覚醒しなくてはならなかったんじゃないの~そこら辺がやっぱお嬢さんなんだよ。いくら復讐したくても、手が無ければ何もできないし。。。荻野も痛々しい。。。どんなに悔しい思いだろう。でも、荻野の場合は、金が全てとは言えないと思う。行動の発端は妻への愛なのだから。必ず、いずれ、緑の思いと、荻野の思いは結託して風太郎を追いつめる事になるだろう。茜はつまらない死に方をしたもんだ。。。と思ってしまう。悪夢の元は増えたかも知れないけど、こんな事では風太郎の心は微塵も壊れない。生きて風太郎のために何かする役目を果たして欲しかった。死んではいけないんだよ。何かしないと。それは、ただ現実から逃げるだけだ。ただいま試験的にトラバを即時反映させています。いずれ承認制に戻すかもです。ご了承下さい