【八日目の蝉】第1話
最低よ。お腹から子供掻き出すなんて。私なら、絶対にしない。心も体も空っぽのがらんどうのクセに人の家庭を壊す権利があると思ってるの?男の妻である恵津子は、そう言い放った。希和子は、丈博のために子供を下ろした。いつか必ず、妻と別れて自分と一緒になると言う男の言葉を信じたから。手術の予後は悪く、希和子は子宮を失った。もう、ボロボロだった。恵津子から、夫は貴女と別れると言っている、と言うFAXが送られてきた。そこには、恵津子の胎児のエコー画像が貼り付けられていた。希和子の中で何かが切れた。1年後。大雨の中、希和子は生後6ヶ月の乳児を抱いて走っていた。かおる、許してくれますか?抱き上げた貴女をベッドに戻さなかった私を。貴女を抱きしめながら、私は貴女に抱かれていた。この世界の恐いこと、辛いこと、寂しいこと、悲しいこと。その全てに耐えられると思った。この世界の恐いこと、辛いこと、寂しいこと、悲しいことから、私が貴女を守って上げる。男の家は火事になったらしい。その間に6ヶ月の子供が連れ攫われた、と言うニュースが報じられた。希和子は丈博の子供を抱いて、何処までも走るしかなかった。 檀れい演じる希和子が痛くて痛くて。。。不倫は不倫であり、そこに永遠の幸せは求められない物だと解っていても、そこに踏み込んだ女は希望や夢を抱いてしまう。男の言葉の一つ一つが、ウソだと気付くことが出来ない女。踏み外してしまって、地獄を見た女。男の妻は、また残酷な女だった。胎児を失った女に胎児の写真を送りつけてきた。手を伸ばせば自分も掴めそうな幸せを求めて、女は自分の身体に宿るはずだった赤ん坊を抱いて逃亡者になった。原作があるわけですが、未読です。ドラマとしては、浅野妙子テイストです。引き込まれます。ただ、この先、どんどんツッコミ所だらけになっていくのがこの人の脚本の特徴なワケですが。。。今回だけでも、すでに、落とした傘や指紋や目撃者で、容疑者はすぐにバレバレだろとかまた、家のカギが開けっ放しだ!「イノセントラヴ」かよっっとか、充分に突っ込めるワケですが。。。全6話だから、崩壊しないで上手くまとまる。。。かも。火10は、多分、フジの「ジェネラル・ルージュ」をレビューすると思うので。。。これは録画視聴になりそうな予感。たった6話なんだから、上手く作ってくれ~。。。と祈る気持ちで、とりあえずは全話見る予定。キャスト檀れい板谷由夏津田寛治北乃きい岡田浩暉あき竹城京野ことみ坂井真紀藤田弓子岸谷五朗左時枝吉行和子 ※コメントのレスが溜まりまくってます本当に申しわけありません~ 八日目の蝉