【神はサイコロを振らない】第3話
アインシュタインの言葉にこういう言葉があるキミに捧げよう「神はサイコロをふらない」今までは10年待っていた者(または、あきらめた者)の立場からドラマを見てきたが、今日は10年間を飛び越えた者の視点から考えさせられる事が多かった。それは、よく言う、見送る者と見送られる者の違いと似ている。仲の良かった人がいなくなってしまうのは寂しい事だが、去っていく方も、また辛い。去っていく方は孤独でもある。自分がいなくなった後の事も考えると余計に。。。自分たちがいなくなった後の世界で、それでも時間は普通に過ぎていて、家族も恋人も友達も、それなりに生きていて。。。そして、自分の追悼アルバムなんて売り出していたり。知らない内に孫なんかが出来ていたり。友達の弟は自分を越す背丈になっていたり。。。そんなこんなを頑張って受け入れようとしていた矢先に「また消えてしまう」と言われたら。。。何のために、ここにいるの?帰ってきた意味は何?そうだよね。そう思ってしまう。「私は、死ぬって事ですか」アキの質問に教授は間を置かず「そうだ」と答えた。消えてしまう=死。ならば、神さまは、なぜ彼らをわざわざ10日間だけ10年後と言う世界に戻したのか。。。アインシュタイン、「神はサイコロを振らない」残酷な言葉である。それでも、それらを受け入れて笑うアキを強いと思った。「私じゃなくてヤッチだよ」「私が側にいてヤッチの残された時間を人生で最高の時間にしてやるよ。」それは、すなわち、自分に残された後8日間と言う時間を全て友達との時間に使うと言うこと。この先も、ずっとこの時間軸に残される、友達のために。私に、そんな事ができるかなぁ。。。私の事をそこまで考えてくれる友達がいるかなぁ。消滅まで、あと7日