カテゴリ:いいひと
本日(2008/8/31)で終了になる日経新聞朝刊の「私の履歴書」の
電通最高顧問・成田豊氏の記事でいい話がありました。 これは、現代の働く人への投げかけのように思います。 広告代理店大手の電通えでゃ、新入社員に富士山への登山訓練が あるそうですが、昔に登山をする部下に送った、 電通の中興の祖である吉田秀雄氏の言葉。 「登りはじめたら、決して頂上を見てはならぬ。周りも見ないことだ。 足元だけ見て進んでいけば、いつの間にか頂上に着いている。 もし見るなら太陽を仰げ。私はそこまで登るのだと。」 7月に行った屋久島で、縄文杉を見にいく10時間の道のりで、 同じことを思いました。とにかく足元を一歩一歩確実に歩んでいく、 そのことだけを考えていこう。 苦しくなったら、縄文杉に辿り着いた時の感動はきっと素晴らしいものだ、 と想いを馳せて行こうと。 8人のパーティで登り、登りきったときに、みんなで写真を撮ろうと 私が提案したら、みんな感動していた。 縄文杉を登るという唯一の共通点で、その日たまたま出会って、 往復約20時間を過ごし、目的を達成できたらまたバラバラになる。 そんな関係でも、一歩一歩歩いたという感覚を共有できる。 今のビジネスシーンでは、若者の早期離職にキャリアデザインをしたりする。 これは非常に大切な事であるが、それとともに、一歩一歩しっかり歩んでいくことの 大切さも学んで欲しいと思う。 それを上司であるマネージャーが伝えていけるか、それが、 なかなか先のことまで考えの及ばない若者の人生を豊かにさせるんだと 考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.31 18:13:04
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