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カテゴリ:Just Chitchat
家で仕事をする時間が多いと、朝から夕方まで、あるいは深夜から朝まで座りっぱなしという状態で身体がむくみがちになる。いつもわりと身体が冷たくて、気がつけば手指の爪がパープルに、なんてこともしばしばだ。 また、遠い昔、ささやかに手のモデルをしていたことがあり、以来顔は放っておいても手だけは!って程にパワー注入してきたのだが、ハワイ時代の面影深い日焼けのシミが、仕事の疲れなどで血行が悪くなってくると悪魔の笑顔で浮き上がる。レイザー除去も試みたが、当てていない箇所を選んだように時折、新たに1,2ミリのドッツとなって出現する。 目下私の宿敵!である。 「泣きたーい!」と大人気ないグチを先日年配者の友人にこぼしたところ、血行を良くするいいものを教えてあげる、とこれを勧めてくれた。 入浴剤だ。 日本には繊細な良い香りのバスソルトが、本当にたくさんあるけれど、ボックスに記される「血行促進」「疲労回復」という謳い文句は、要はゆったりとお風呂に浸かればある程度は取れるもので、それ自体頼れるかと言うと疑問。 が、これは、何だか違うぞ。 一袋をお風呂に入れて、手で揉み解し始めると、鉄が錆びたようなオレンジ色がじわーっと出て来る。 続いて、生薬特有の、決してエレガントな気分、からは程遠い、チャイナタウンの漢方医クリニックか薬局のドアを開いた時の匂いが立ち上る。 お風呂がオレンジ色に染まる頃、身体が唐辛子の成分で少しピリピリしてくる、が、お湯はなめらかで、良い温泉のお湯のよう。このお湯がたまらなく気持ち良い。 香りも、時間が経てばそうイヤなものでもなく、むしろちょっと贅沢な気分になってくる。チャイナタウンで薬を調合してもらうと3日分で$100なんて珍しいことでもないから、かも知れない。 そして何より、お風呂上りのポカポカは、他の入浴剤では味わえないみたい。寝ていても、深夜、身体が冷たくて目を覚ますことも全くなくなった。 家で終日仕事という時には日に3度このお湯に入り、以来手先に冷感を持つことがなくなって、とてもハッピー!なもので、つい皆さんにご紹介したいと思いつきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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