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DJ Kennedy/life is damn groovy

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July 12, 2010
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テーマ:Love Songs(54)
カテゴリ:Just Chitchat


5.jpg





これは、日本語少しの、うちのセバスチャンにはしない方がよさそうな、ここだけの話。




今年の独立記念日は日曜日だったので、家でパーティということになり
午前中から友人が8人集まって深夜まで賑やかに過ごすことができた。



その最中、私の携帯電話が鳴って、ベッドールームに入って電話を取ると
聞き慣れた、でも時間の隔たりの中で私は誰だかなかなか気付かないでいた。




「分からないの?」




その言葉でようやく私は気付いたが、声の主はそれでも私に自分を認識させようと
電話の向こうで突然歌を歌い始めた。学生時代、大学の行き帰り一緒に歌った歌だった。
ところがその声は、当時飽きる程聴いていた本人のものよりももっとずっと何だか素敵に
聞こえてしまって思わず胸がうずき、戸惑ってしまった。



「分かった分かった、トレイトン」



そう言ってつい歌を止めさせた電話の相手は学生時代の親友で、そう、友達なんだか
恋人なんだかどっちつかずの実に心地良い関係のまま時を経てきた相手、時折こうして
突然電話を掛けて来ては何てことない話をしばらくして、じゃまたね、と去っていく。
もう20年以上の付き合いだ。



が、この日私がドキリとしてしまったのは誤算だった。いや今となればやはり笑い話
なのだが、電話が来た深夜、思わず仕事場のシェルフからそのCDを取り出してきて、
1時間でも2時間でも流して様々な思い出に浸っている自分にまたどうも彼に調子を
狂わされた気がしていた。まさかだけど、本当に似て聞こえてしまったのだった。



実はほんの一瞬、これもだいぶ昔の話だが、もしかしたら今ここにいるのがセバスチャン
ではなくトレイトンだったのかも、という事件もあったりしたのだが、一体どちらが
運命のいたずらだったのだろう、私は彼を選ばなかった。彼もまた私を選ばなかった。



と、その時背後で、人が良い気持ちで聴いているのを邪魔すべく轟音のように熱唱する、
いやジャイアンのようにガナるセバスチャン。ああもう、と頭を抱えながらも何故だか
微妙に楽しい気分が戻ってきたことに、すっかりありふれた日常のささやかな幸せを
実感したような気になったのだった。いやあるいはただ単にこの男の無邪気さの為せる業?
未だ解せずにいる次第。



だったら別に話したって問題はないんじゃ?
いえいえ、こういうことは言わないでおくのがマナーってもので。




不覚にも、こんな風に聞こえてしまった、そんなはずないのに。

WhatIfAWoman.jpg IfIWasYourMan.jpg WhyJustBeFriends.jpg ComeGettoThis.jpg
(Click and enjoy the music videos!)










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Last updated  July 13, 2010 01:21:19 AM
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