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DJ Kennedy/life is damn groovy

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January 16, 2011
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テーマ:Love Songs(54)
カテゴリ:Homesick



160.jpg





雪の上がった午後、徐々に気温が低くなってくる。外はマイナス7度。北風が頬に痛い。
ダウンタウンのカフェでローラと楽しく話していると、次の瞬間、彼女の顔を見て私ははっとした。
目元も口元も笑っているのに、大粒の涙があとからあとから溢れ出ているのだ。最初はパイでも
のどに詰まらせたのかと思った。が、様子が違う。涙を拭きながら笑顔を見せる彼女に尋ねた。



「大丈夫?どうしたの?」

「歌が・・・」


彼女は、カフェの奥から流れてきたEaglesの"Desperado"を耳にして、少し前に失恋した恋人を
思い出したと言った。

 
                                        私も好き。
                                  desperado.jpg



「話したい?」その彼の話をしたいかと尋ねると彼女は首を振ったので、私は温かいお茶の
おかわりを頼んでその後は静かにそこで過ごし、ディナーは私の部屋へ戻ってすることに決め、
この夜はそのままパジャマパーティということになった。



深夜、ローラが昼間の話をしながら、ふと言った。



「これからずっと生きて行くと、失恋の歌って何曲くらいできるんだろうね。
 そのたびに泣くのは嫌だな」

「そうだね、これからいくつ増えるんだろうね」



そう言って二人で泣いたり・・・すれば女子大生の甘酸っぱいLemonadeな夜、という話で
終われるのだが、残念ながらそう可愛らしく締められないのが私のブログ。



「何もいちいち自分の失恋とかぶせることもないんじゃないの?気の持ちよう」



勿論そう答えたのは私である。
この時のローラの顔を私は今も覚えている。「あんた、それでも女かね?」という凝視。



私にだって、失恋の経験くらいあるけれど、その時に歌を聴いて泣いたという思い出は、実は
記憶にない。というより全くない。DJ Kennedy,何と冷徹な女か、と思われてしまいそうだけど。



派手に失恋したことがあるが、その時はひたすらこれを聴いていた。当然泣きはしなかった。
思い出は胸が引きちぎられるような辛いものでも、泣きもしなければこの曲は今も大好き。
密かに私の中にはマグマのようなマゾヒズムが潜んでいるようで、失恋で故意に自分を
自傷して楽しむようなところがある気がしてならない。またの名を、ナルシズム。




     ItzhakPerlman.jpg




そう言えば、類は友を呼ぶ。仲の良い女友達は、やはりこっぴどい失恋を味わった時にこれを
夜通しシャウトし続け克服したのだと話していた。(単にBon Jovi好きだったのでは?)



                          bonjovi.jpg



あれから随分時が経ったが、やはり歌を聴いて悲しくなった思い出はない。かと言って
悲しい歌だって大好きだし、泣いたことがないかと言うと、それも違う。私はどうやら、
音楽を聴いて悲しむよりも、切ない気持ちになりたいようだ。「あなたがいなければ
息もできない」とか「君が僕のものになるのなら全てを投げ出しても惜しくはない」とか、
ベタだろうが鳥肌が立とうが、私はそんな歌に、切なく甘いロマンティックなメロディに
胸をぐっと掴まれるのがたまらない。自他共に認めるDaydreamerの真髄が、ここに。





 まとまりが悪いようだけど、切ない歌も恋の数に負けないくらいあるはずだもの。
 YouandI.jpg missyoulikecrazy.jpg billyjoel.jpg larrygraham.jpg




その昔、Yankee Stadiumで聴いて以来、Billy Joelは不動のNo.1。でもここ数年実は、
この曲が「キュンとする歌の代表。OriginalのBob Dylanは言うまでもなくカッコイイ。
けれどそれこそBilly Joelをはじめ、何人ものアーティストがカヴァーした中で私は
Garth Brooksの"To Make You Feel My Love"が一番胸に迫ってくる。
プロポーズの言葉と一緒に贈るのはどうだろう。

彼は歌う、あなたを見つめて。答えは勿論、"Yes" でしょ?



       garthbrooks.jpg



次回もLove Songsのお話を。




















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Last updated  January 19, 2011 04:08:45 AM
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