DJ Kennedy/life is damn groovy

都内の自宅はまだガラスや陶器の破片が散乱しており、余震が収まるまでは片付けも進まないことから、深夜に入って千葉県内の母の仕事場に移って来た。地上12階、やはり余震を頻繁に感じる。ウェザーニュースの緊急地震速報"The Last 10 Seconds"をPCに入れているけれど、今夜も何度となく先日の巨大地震の余震を感知し、そのたび揺れている。首都圏でさえこれだけ感じるのだから、被災地の方達には体力面のみならず精神的にどれだけお疲れかとお察しする。



ここでは、どうやら朝に計画停電の可能性がある。今夜シャワーを浴びた時、私の体に4つのあざを見つけた。最初の大きな三回の揺れでできたものかと思う。けれど、腕や足のあざを見ながら、生きていることの有難さを実感した。この停電も、被災地を思えばどんどんやって欲しい。また、私の住む地域でも食料が手に入りにくくなっている。我が家も、水に関しては問題ないが、昨日・今日とお米が手に入らない。ベーカリーも朝早くからパンをひっきりなしに焼いてくれるものの、あまりに長い行列に、自分の順番が来た時には売り切れ、という場面に2度遭った。被災地での食糧も大幅に不足していると言うけれど、程度が気にかかる。



個人的な話で恐縮だが、震災直後、通信の混乱によって長い時間家族や親戚との連絡が途絶えていたが、そんな中、携帯メイルだけが機能してくれて多くの友人達が私の安否を気遣ってくれた。Debbieは私からの返事を泣きながら読んだと言う。カリフォルニアの友人からは、今回の地震の少し前、海岸に大量の死んだイワシが打ち上げられていたが、これも何か関係があったのでは、周囲の小さな変化にも気をつけるようにとアドバイスしてくれた。また、地球の裏側にいる友人も、忙しい人なのに、私の気持ちを軽くしてくれた。人の心を温めてくれるのは人の心だということを、改めて彼等が私に教えてくれた。



TVやラジオで、約6500人の予備自衛官・即応予備自衛官が被災地での救助に志願し、招集されると聞いた。原子力発電所でも命を賭けて大きな被害の防止に当たっている人達がいる。昨日見つけた「炊き出しマップ」には、その数の多さに驚いた。私の親戚も炊き出しのお手伝いをさせて頂いている。また海外のメディアは、この大変な状況下でも略奪行為ひとつない日本人の高潔さを絶賛していた。言葉が適切でないかも知れないが、「日本人も捨てたもんじゃない」そう思わずにはいられない。改めて、今健康に生きている者にできることを早急に行動に移すことが、無事にいられることへの感謝であると考える。



午前4時59分頃下から突き上げるような地震があった。震源は東京湾だった。5時半頃の地震は震源地が新潟で大きなものではなかったようだが、緊急地震速報では「震源・長野、震度5強」と表示された。日本のあちこちで揺れており、情報は必ずしも確実とは言えないのが現状。まだ落ち着きを取り戻せそうにない。1秒でも早く収束しますように。