DJ Kennedy/life is damn groovy

今日は朝7時半からここまでずっと書斎にこもりっきり。終わらない。このままでは締め切りに間に合わない公算。ところが実は、今日の私は久し振りに"Kate's Way"で過ごしている。


私は筆（キーボード）が乗ってくると、まず食欲が失せる。集中が途切れるまでは空腹を感じない。お茶ばかり飲んでいる。それから、この音楽フリークが、全く音楽を必要としなくなる。今日はまさにこのパターンにうまくはまって、シーンとした部屋の中でひたすらAsian Fruit flavored Oolong Tea（爽やかでとても美味しい！）をすすりながらPCに向かっていた。途中、友達に呼ばれて外出したがそれも30分程度で、今日は、たとえ締め切りに間に合わなくとも？好きなように仕事ができたので「絶好調」と言って良い。こういう日が続いてくれるとなぁ :)



午後、tea breakを入れた時に、「観察 - 永遠に君をみていたい」という邦画の後半を観た。日本の映画というのは私が観ると、殆どが不気味な雰囲気を持っていて、しっとりというより陰鬱で、この映画も最初は、遠くからテレスコープを使って女性を観ている変態男の話かと思ったのだが、それが実は純愛物語だと徐々に分かってきて、普段は好きになれない抑揚の無さも上品に感じられたし、最後は「わりといいじゃないの」って気分になった。台本も役者も好きだった。


今私が書いているのはロマンスではない。でも今日この映画を観てから、心が少し駆り立てられている。そして、仕事から気持ちがちょっと離れた瞬間、これが聴きたくなったのだった。



　　　　　　Always my most fav.
　　　　　　



この歌はあまり有名になり過ぎてCMに使われたり、コメディのパロディに使われたりと、本来の良さが損なわれることもあるけれど、こんなにロマンティックな歌はない。幼稚園の時、まだ4つだったはずだが、初めて私の頬にキスをした男の子が私を抱きしめてこの曲を歌いながら躍ったのを思い出した。ちょっと早熟なアメリカンボーイ。Terry、だったかな？


映画のおかげ、Plattersのおかげ。素敵な恋物語を書きたい。と同時に、今の仕事のゴールが見えて来た途端、やっぱり私の逃亡癖が顔をのぞかせている。地震が心配だから東京にいるとは思うが、もう心がざわついている。実は、私はヨーロッパ往復のオープンチケットを持っており、こちらの仕事が落ち着き次第、欧州プロジェクトの為にそれを使おうと思ってはいるものの、最近の自信喪失もあって躊躇っている。行きたい。行きたいけれど、行っても良いものか？ああ、また堂々巡りが始まりそう・・・。


今日は日中、書棚に並んでいるPessoaの詩集が気になってあとで読もうと思っていたのだが、この仕事が終わってから。少しもゆっくりする時間なんてないけれど、それでも今日は、良い1日だったかもしれない。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 One Fine Day :)