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カテゴリ:Just Chitchat
↑ DJK「今回はおとなしく東京へ帰る。ヨーロッパは10月だ。」 先週、サマーハウスとして貸していた郊外の私の家が空いた。今回は帰って来るつもりがなかったのだが、26年ぶりのハリケーン直撃と聞いてマンハッタンを離れることに決め、二日前、カーター、フロリダ、ドレイク、そのほかダウンタウンで避難勧告を受けた友人達六人を連れて私はHurricane Ireneから逃げてきた。ドレイクを含め5人が金融街に勤めている。 早々にClosedとなったスーパーマーケットなどもあり十人分の食料の調達にはコネチカットまで行った。Ireneはカテゴリー1と、ハリケーンの規模としては一番小さなものではあったが、東京で私が経験した台風よりも大きいと思った。眼下の池も決壊し、ストリートにはボートが出た。隣町では、、床上浸水した家屋も多かったようだ。がそんな中、不謹慎ながら私の家は「夏の終わりの同窓合宿」で大いに盛り上がっている。いや、どうやら他のお宅でもマンハッタンからのゲストが多いようだ。実際、避難場所として適当だったのかは疑わしいけれど。 地下倉庫からは飽きもせずブラックジャックのテーブルやバーカウンターを出してきて夜通しのパーティ。ここは自家発電なので停電もなく、避難を余儀なくされた友人達には多少の不便はあっても良かったかと思う。辺りを見回すと、数人はバルコニーでワインを飲み、数人はリビングルームでゲームをし、フロリダとカーターは、サウナに入っている。すっかり寛いでいる様子。彼等はスーツを持って来ており、電車は全線運休しているものの、うちから歩いて1分のバスストップからWall St.へ行くバスは明朝、通常通り運行するということなので、彼等はここに車を置いてバスで通勤するのだそう・・・ということは、なに?またここに戻って来るつもり? 私は私で、一昨日乗るはずだった飛行機をキャンセルしたのでまた東京へ戻るのが延びた。2、3日中にと思ったが、母に電話をすると「今週はだめよ、こっちにも台風が来てるから。あなたもう、ずっとそこにいれば?」おまけに、今私の横で、私が日本語を打っているのを不思議な顔で眺めているモニカも、この際NYに帰ってくればいい、と言ってくれる。ますます里心が強くなる。 どちらにしても、私の家でも地下駐車場と倉庫が浸水したので明日・明後日に帰国することは不可能だし、掃除をして、日本の台風が去った頃東京に帰ろう。この夏も実現しなかったヨーロッパ行きは、できれば10月の終わりにでも。スペイン・ポルトガルにしようかと。 Hurricane IreneがNYでこんなに大暴れするとは思いもよらなかった。今年は少し変だ。この1週間に、地震とハリケーン。何故だかこれ皆私の責任ということになっている。そして彼等は私を"Hurrikate"と呼んでいる。迷惑な話であるが、日本でもHurrikate旋風を起こしてはいけないので、台風12号が行ってしまうまではここにいようと思う。 それにしても、お気付きかと思いますが、私の友人には未婚者が多い。また、既婚でも子供のいる夫婦は殆どない。アメリカの友達もそうだけれど、日本の友達も同様なのだ。仕事人間か、それとも快楽主義者なのか。きっと両方。「類は友を呼ぶ」ってこういうことを言うのかしら。 穏やかで少し肌寒い、夏の終わりを思わせる夜。 A Happy Tune for A Happy Little Reunion お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 29, 2011 12:30:52 PM
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