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カテゴリ:Just Chitchat
Este ano eu estou indo para Hokkaido. Que tamb?m seria ir para Lisboa... 振り返ってみるとどうやら一昨年の秋あたりから、言わば「気の抜けたDJK」的であった。今更に気付いたわけでもないが、不眠が始まって1週間の今夜、久しぶりに目の前が少しクリアになっていて、どうしたことか自分を取り戻した気分になっている。ワインが入っているわけでも、ましてや幻覚みたいなものなど見てしまっているわけでもない。きっと、この白く冷たい冬の夜のせいだ。ここまで気温が下がって北風が強く湿度が低い日はニューヨークの家を思い出すのだ。 郊外の家は、マンハッタンから北へ向かう電車でたった40分あまりで帰れるのだけれど、その寒さはビル風を除けば比較にならない。カナダからの寒気が下りてくると、マイナス20℃という日も珍しくない。駅から我が家までは歩いて6分、けれどそうした夜は一気に歩いて帰ることができなくて途中立ち並ぶアパートメントのロビーで風をよけながら10分もかかった辿り着く。深夜テラスで濡れたタオルを振り回すと、だいたい20秒で凍りつく。一晩バナナを放置すれば、翌朝勿論トンカチに変身しているし、間違ってハーブの鉢を外に出そうものなら、触れただけでパリンと散ってしまう。 まだまだ思い出はたくさんあるけれど、とにかくこんな他愛もないことを思い出していたら、その冷たい冬を楽しんでいた自分に還っていたのだった。意外に簡単な自分が情けないが、今年は夏前に北海道へ移る予定もあるし、また楽しいブログ生活ができる気がしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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