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そろそろ新しい小説を書き始めなければと思い始めた今日このごろ… アドホックパーティでは 「-G-」 dsでは 「G」 白騎士では 「流」 でやってます このページのバナー ※このページはリンクフリーです
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ギギィィィ…
嫌な音を立てて洋館の戸が開く、と同時にカビ臭い空気が鼻に入る 二人は顔をしかめながら周囲を警戒しつつゆっくりと中へ入る 開けたときと同じ嫌な音を立てて後ろで戸が閉まる すぐ前には大きな階段がある、男はさっさと階段を上って二階へ上がっていく 「気をつけてくださいね、なにか罠があるかもしれないですから」 ロゼは男にそういったが、男は嫌そうな顔をして「そんな事、分かってる」とだけ言って階段を上りきり、部屋の一つに入っていった ロゼは大丈夫かなと思ったが、すぐに他人の心配をしていてもしょうがないと、自分は一階を探し始めた 一つ目の部屋… 暖炉があり、長いテーブルが置いてある 壁には絵…なんの変哲もなさそうだ ロゼは慎重に暖炉の中やいかにもというところを見て回る、しかし 「なにもない…」 少しがっかりして部屋を出ると、その時 「うわぁぁぁああぁぁぁぁ!!」 男の悲鳴が聞こえ、ロゼははっとして悲鳴の聞こえたと思しき場所へ走った 悲鳴が聞こえた部屋のドアは閉まっている、ロゼは腰から刀身が銀でできた少し刃渡りの長いナイフを取り出す、銀はヴァンパイアに対抗できる武器の一つである 身構え一気にドアを蹴破った 「!?」 なんと部屋の床はすっかり抜け落ち、変わりに黒々とした深い穴がある ロゼは危うく落ちかけたが、間一髪入ってきたドアの端につかまった 「…罠があるのは分かってる、じゃ無かったんでしょうか?」 一人ぶつぶつと愚痴を漏らしながら手を放した ロゼは10メートルほど下の床に着地した、そのすぐ横にはあの男が腰を抑えて目を丸くしている 「あんた、あの高さから飛び降りて良く平気だな」 「貴方こそ、腰の骨が砕けなくて良かったですね」 と言いながらナイフをしまい、男に手を差し伸べる ロゼの表情はにこやかだが少し殺気が感じられる 男は少しビクッとしたがロゼの手を取って立ち上がった 「い…いやはや面目ない………ごめんなさいすみません」 ロゼはそれを完全に無視すると、コートの内側から発炎筒を取り出し付けた たちまち薄暗かった部屋が明るくなる 「えっと…とりあえず行くか」 二人は奥へと進んでいった to be continue… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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