スタイルズ荘の怪事件
表題については後回しにして、今日の修習から。 じつはちょっと朝、面白いことがあったのですがそれはおいておいて。今日は法廷傍聴がほとんどでした。午前中はずっと法廷に入っていましたが、事件が多かったせいか傍聴席は大盛況になっていました。大半が当事者と訴訟代理人である弁護士の先生ですが。なかには、見たことのない方も居て、どうやら傍聴人のようでした。そんなに特殊な事件は、今日はなかったのですが。 午後も法廷傍聴がほとんどでした。それにしても最後に見た事件、当事者尋問が行われたのですが・・・弁護士さんも大変だと思いました。 さて『スタイルズ荘の怪事件』です。 ご存じエルキュール・ポワロが初登場した最初の作品です。この時点でポワロは既にベルギーの警視庁を退職していますが、探偵業はまだはじめていません。この事件から彼の快進撃がはじまるのですな。 ポワロの相棒ヘイスティングスとは既に知り合いという扱いになっています。 なかなか面白い作品です。法廷のシーンが入っているところや、毒物に関するトリックも面白いです。そして犯人探しですが、ミステリーを読み慣れている人にとっては意外かもしれません。 いずれにしてもその歴史的価値が高いだけでなく(いうまでもなくエルキュール・ポワロのデビュー作でありアガサ・クリスティーの名を世に知らしめるようになった作品と言うことです)、作品としても面白いので、ミステリー好きにはオススメです。