KANO-カノー1931海の向こうの甲子園
コロナの問題もあり、家の中にいる時間が増えてきました。ますます映画を見る時間が増えてきましたね。KANOKANO -カノー 1931海の向こうの甲子園 【Blu-ray】 [ 永瀬正敏 ]全編ほとんど日本語の台湾映画です。途中途中台湾語(中国語ではありません)や客家語のシーンもありますが、ほぼほぼ日本語で物語が進みます。時代背景に忠実ですね。台湾、嘉義の美しい田園風景も含め、映像のいちいちが美しい作品です。史実をもとに脚色をしている作品ですが、物語としても実に骨があってしっかりしている。何より、野球のシーンの撮り方が熱いんですよね。泣けて、笑えて、熱い展開があってと一級のエンターテイメント作品です。強いて言えば八田與一のシーンはなくてもよかったかなと思わなくもないですが、物語上関与はあるので、あまり気にならない程度の蛇足感(良いシーンではあるけど物語上の関連が薄い)。音楽も素晴らしい。3時間越えの大作ですが、野球が好きな方、台湾に興味がある方、歴史に興味ある方に、是非見ていただきたい作品です。なお、嘉義農林の史実を知らない方は、映画を見終わった後に史実を改めて調べることをお勧めします。そのほうが面白いのではないかと。それにしても最後の相手、本当にすごい相手なんですね。