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待ちに待ったＪ２開幕戦。残念ながら現地で勝利を体験することが出来ませんでしたが、会場の興奮はテレビ観戦でも伝わってきました。今年はまだ練習見学をしていませんが、片野坂知宏監督が３バックに取り組んでいるということを聞いていたので、ウイングバックをどうするのだろうと思っていましたが、右に岩田智輝選手、左に松本怜選手を配置していました。３バックは田坂和昭監督時代もチャレンジしていましたが、攻撃にも守備にも重要となる両サイドが守備には戻るものの、幾度も攻撃に参加するほどのスタミナを持ち合わせていなかったために、傍から見ているとサボっているようにしか感じませんでした。今日の試合では積極に攻撃に参加することで福岡の守備陣を脅かしていました。また田坂監督時代の名残として昨年は前半をスタミナ温存、後半から猛攻というスタイルを踏襲していましたが、今年は前半から積極的にプレスを掛けていました。キャンプ時のトレーニングが成功した証拠だと思います。

前半は速攻を仕掛ける相手に翻弄されて苦戦を強いられますが、ＧＫ高木駿の好守備やＤＦ陣の堅守でしのぎました。攻撃では縦一本のパスを受けた林容平選手がシュートを決めますがオフサイドの判定。嫌な雰囲気が漂う中、松本選手がゴール前のこぼれ球を決めて先制。いい流れの中、このまま終わるかと思われたアディショナルタイムにフリーキックを駒野友一選手に決められて失点。ゴールの右ポストに当たったボールがそのまま入ったので不運としか思えません。

後半は相手の運動量が落ちたこともあって、当初から最終ラインを上げる戦い方をしていた時間がより長くなりました。試合を優位に進めながらも度々カウンター攻撃を食らうことがあって肝を冷やしました。終了間際には前半同様ＦＫのピンチがありましたが何とか防ぎ切り、逆にコーナーキックでＧＫが弾いたボールを鈴木義宜選手が決めて逆転に成功しました。そのまま試合は終了。トリニータが今季開幕戦を勝利で飾りました。

現地で観戦されたサポーターのみなさま、おつかめさまでした。勝ち点３のお土産をありがとうございます。ニュースはカズ一色でしたが。
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