すいか幼稚園 職員研修レポート 「保育者として身に付けたいこと」
Clinical Psychologist, Dr. Youkoの講義を通してまずはじめに学んだことは保育に携わる者として一般的な子どもの発達過程に関する知識を身につける必要があるということでした。子どもたちのどんな状態、行動が普通なのかを把握することで発達過程の中での違いや変化に早く気付くことができ、子ども一人一人に対しより適した教育環境を築くことができるのではないかと感じました。次に、自閉症と多動症について詳しくお話を聞くことが出来ました。自閉症には幾つかの特徴があり、コミュニケーションがうまく取れない、自分へのこだわりが強い、くるくる回る、好き嫌いが激しい、同じことを繰り返す、急に立ち上がって奇声を発する、つま先立ちをするなどの行動を見せた場合自閉症の可能性があり、自閉症を持つ子供は自分の世界に閉じこまり人の指示を聞いて理解することがとても難しく、普通の保育環境で過ごすことは不可能だということでした。多動症に関しては一つの物事に集中できず周りで起こる全部のことに興味を持つのが特徴として上げられました。Dr.Youkoの講義を受ける前までは自閉症、多動症、それ以外のメンタル障害を持つ子供に対する知識があまり無かったので、講義を通して特定の行動や症状を学ぶことができ保育者としてとても勉強になりました。保育中子ども達の些細な行動の変化にも目を向け、その変化が何を意味しているのかを常に考えることのできる保育者になろうと思います。最後に、講義の中で最も印象に残ったのは日本の教育をそのままアメリカの幼稚園で使うことは出来ないというお言葉でした。日本語が流暢で日本の文化に慣れている子どもたちにとっては最適な教育環境ですが、英語を母国語とする子供にとって自分の意思をはっきりと伝えられない場合や上手くコミュニケーションが取れない状況がストレスになる可能性もあるということに気づきました。日本の教育をアメリカで受けるということはとても素晴らしいことだと思う反面どうすれば全園児が同じレベルで学び成長できるかをしっかり考え保育の工夫していくことで園全体の発展にも繋がるのではないかと感じました。アメリカ幼稚園研修で英語が喋れるようになる!